部屋探しでいちばんおすすめの引越し時期


みなさん一年間のうち、家賃が一番安くなっている時期に引越ししたいですよね?

このブログを書き始めてみなさんが、どんなキーワードで部屋探しについて検索しているかを調べてみました。

すると「おすすめの引越し時期は?」というキーワードが非常に多かったです。

確かに不動産賃貸営業マン時代にも「おすすめの引越し時期はいつですか?」という質問をよく頂きました。

そこで今回は元不動産賃貸営業マンの私「部屋探しでいちばんおすすめの引越し時期」について答えます。

引越しをしない方がよい時期は12月

まずはおすすめの時期を書く前に避けた方がいい時期をお伝えします。

これは 12月です。
12月

ではなぜ? 12月がおすすめではないのか?

その理由はこちらです。

  • 大家さんはすでに来年の募集について考えている
  • 12月は仕事・学業、プライベートにと誰もが忙しく引越しをする人が少ないため、新しい物件が出ない

こんな時期にみなさん引越しを計画しますか?

しないですよね。

引越しする人が少ないという事は新しい物件が出てくる事も少ないのです。

また大家さんは 12月になると来年 1月からの募集について考えはじめます。

例えば 12月にあなたがいい部屋を見つけて大家さんに家賃を千円だけ安くしようと交渉をします。

大家さんは「どうせ来年 1月~3月になったら借りたい人が来るから安くしない」

営業マン時代、この言葉で何度断られ続けたことか。

大家さんは来年 1月~3月になれば入居希望者が増えるという理由で 12月の家賃交渉を嫌がる方がほとんどです。

そして大家さんというのは、まだまだ年配の方が多いです。

そのため年末年始の準備などもあり早ければ 12月20日位から今年の募集は終わりという大家さんが結構いらっしゃいます。

頼むから働いて!大家さん!笑
お願い

このように 12月というのは物件の増減も少ないですし、大家さんは来年に入居者が決まればいいと思っている方が多いです。

みなさんも 12月に絶対、引越しをしなくてはいけない場合以外は引越しを避ける事をおすすめします。

物件数と家賃の関係

私が営業マン時代に感じた物件数と家賃の関係について簡単にまとめてみました。

引越す人 物件数 家賃
 1月  多い 多い  やや高い
 2月  とても多い  とても多い  高い
 3月  とても多い  とても多い  高い
 4月  やや多い  やや多い  やや安い
 5月  やや少ない  やや少ない  やや安い
 6月  少ない  少ない  やや安い
 7月  少ない  少ない  安い
 8月  少ない  少ない  安い
 9月  普通  普通  普通
10月  やや多い  やや多い  普通
11月  やや多い  やや多い  普通
12月  少ない  少ない  普通

この表をみてもらえばわかると思いますが、まず引越す人が多ければ物件数も多くなります。

部屋を退去するということは物件数が +1増えますが引越す人も +1となります。さらに1月~3月は東京に地方からの転入者が多く部屋を探している人が非常に多くなります。

そのため 1~3月は物件数も増えますが家賃も高めの設定にします。

逆に 7~8月は引越す人が少ないので家賃を安く設定し入居者にアピールをします。

1月から3月の部屋探しは大家と不動産屋が強気の営業

1月~3月

みなさんもご存じだと思いますが転勤、入学に向けて引越す方が一番多い時期です。

また過去この時期に部屋を借りた人が多いので契約更新の時期にもなります。

そこで更新料を払いたくない人はこのタイミングで新居を探すことが多く結果、引越しする人が多くなります。

しかし実際には不動産屋は 1月前半はそれほど混まず 1月後半~3月までが不動産屋が非常に混み合います。

お客様が多いという事は大家さん、不動産屋も

「別にあなたじゃなくても他に借りてくれる人がいますから」と強気になります。

この時期は圧倒的に一人暮らしの引越しが多いですが、ご家族の引越しも他の月に比べると多くなっています。

参考までに私が勤めていた不動産賃貸会社の売り上げは、やはりこの時期が一番高いです。

4月から5月の部屋探しは優良物件発見のチャンス

4月~5月
4月~5月に引越す人の多くは

  • 1月~3月は不動産が混み合うことを避けたい方
  • 3月末に退去した人気物件などを狙っている方

このように 4月~5月に引越しをされる方は過去に部屋探しの経験をしている方が多いです。

では物件と家賃についてです。

物件は 3月末に退去した人気物件が出てくる事が多いので狙い目です。

家賃については特に 1R、1Kの部屋で家賃を下げて募集されます。

それは 1R、1Kの部屋で 1月~3月に入居者が決まらない又は四月からの入居募集開始となれば引越す人が少ないため入居希望者が少しでも残っている最後のチャンスとして家賃を下げるのです。

二人入居以上の物件では 5月のゴールデンウィークを利用して引越しをしたいという方が多いので 4月中旬までは探される方がよくいらっしゃいます。

そしてこの時期の私が勤めていた不動産賃貸会社の売り上げは、3番目に高い時期となります。

6月から8月の部屋探しは暑くて大変だが家賃は底値

6月~8月

6月~8月は引越す方が少なくなります。

引越す方が少なくなるので、人気物件でも空き期間が長くなる場合があります。

そこで大家さんは徐々に家賃を下げて行きます。

また引越す方が少ないので不動産会社によっては 5月中旬~6月の間に社員旅行などに行く会社も結構あります。

それくらい引越す方が少なくなる時期になります。

この時期に引越す方が少ない一番の理由は気温と休みが原因です。

6月は梅雨で雨が多く梅雨が明ければ首都圏は地獄のような暑さになります。

暑くてエアコンも効いていない部屋を見てまわるというのは体力を非常に消耗するので、こんな大変な事をせっかくの夏休みに行おうとする人が少ないのです。

そうなると過ごしやすくなる 9月から部屋探しをと考える人が非常に増え、この時期の引越しをみなさん避けます。

ちなみにこの時期、私が勤めていた不動産賃貸会社の売り上げは下から1、2番目の時期となります。

9月から11月の部屋探しは物件数も気候もベストな状態

9月~11月
この時期は 2人入居以上のファミリータイプとなる物件を探す方が非常に増えます。

同棲生活を始める方、転勤、忙しくなる年末までに引越したいと考えている方がよくいらっしゃいます。

転勤以外の方は夏が終わり過ごしやすくなるし、12月は忙しくなるから秋に引越しという理由がほとんどです。笑

またこれから同棲生活を始める方が多いという事は、その方達が住んでいた 1R、1Kの部屋が空くことになります。

ひとり暮らしの部屋探しで 1月~3月を避けるのであればこの時期がオススメです。

この時期はファミリータイプ物件の契約が多くなるので、一契約の単価も上がり私が勤めていた不動産賃貸会社の売り上げは、2番目に高い時期となります。

部屋探しで最もおすすめの時期は6月から11月

家賃が一番安いという事であれば 6~8月になります。

ただ引越す人が少ないので物件数があまり変わりません。

そこで 9~11月であれば物件数もそこそこ多く家賃も適正なため 9~11月もおすすめです。

家賃を気にするなら 6~8月!いろいろな物件を選びたいのであれば 9~11月!

まとめ

引越すタイミングというのは人それぞれですが、特別な理由が無いかぎりは 1~3月は本当に止めた方がいいです。

しかし、その時期に引越さなくてはいけない場合は引越す時期ごとのメリットを考えれば納得した物件が見つかると思います。

部屋探しの参考にこの記事を役立ててください。

お部屋探しはレオパレス21


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