こんにちわ。
元不動産賃貸営業マンをしていました中田です。
今回は契約完了後のカギ渡しから入居までについてです。
お部屋探しについてはこれで終わりですが最後までチェックするポイントがあるのでしっかりと確認してみて下さい。
部屋を借りた時のカギの受け取りで気を付けたいポイント
契約と契約金の支払が終われば、スグにカギをもらえると思われがちですがそうではありません。
多くの賃貸物件契約では「契約開始日」またはその前日からカギの引き渡しを可能としている事が多いです。
契約が終わり契約金も払ってるのになぜ?と思われる方も多いかもしれません。
それは契約が 〇〇年〇〇月〇〇日から部屋を借りるという契約だからです。
契約期間が決まっているのに契約開始前に部屋には入ってはいけませんよね。
しかし契約開始日の前日であればカギを渡す場合もありますが、それは大家さんの了承を得た場合のみです。
契約開始日に朝早く引越しをしなくてはならず不動産屋が開いていないので前日にカギが欲しいという方には前日にカギの引き渡しを行うケースもあります。
そういった場合必ず説明する事があります。
絶対に荷物などを運び入れないでくださいということです。
もちろん契約上のこともありますが、これは火災保険に関係しているためです。
火災保険の書類を見て頂くとわかると思いますが契約開始日時が午前 0時となっている火災保険がほとんどのはずです。
万が一、契約開始前の前日に荷物を運び入れ火事にあった場合や上の階からの水漏れによって家財がダメになった場合は火災保険の適用外となるので注意が必要です。
部屋を借りた後は荷物を運び入れる前に必ず室内チェック
カギを受け取ればあとは入居すだけと思われがちですが、ここでも大切なチェック事項があります。
それは室内状況のチェックです。
借りる部屋によってですが「入居時室内チェックシート」というのも渡される場合があります。
これは入居前に入居者自信が部屋をチェックして、キズなどが無いかの確認を行いチェックシートを大家、不動産会社に送ります。
そして退去時にチェックシートをもとにし、もともとあったキズなのか入居者が付けたキズなのかを判断します。
そのため、これはあくまでもチェックシートなので生活に支障が出ないようなキズ、破損が無ければ修理は行いません。
では「入居時室内チェックシート」が無い場合はどうするのでしょうか?
この場合は簡単です。
室内をチェックしキズが付いている所を全て写真に撮り退去時まで大切に保管しましょう。
万が一、退去時の室内修復でトラブルになった場合でもこの証拠写真があるので安心できますよね。
現在でも多い退去時の敷金返還トラブルのためにも必ず入居前には室内の状態を記録して残すようにしましょう。
引越しの挨拶が必要かどうかは家族構成によって異なる
お隣さんの方などに引越しの挨拶に行った方がいいのか?
これは入居者の家族構成によると思います。
引越しの挨拶に行かなくても大丈夫ですし、むしろ行かない方がいいです。
以前は一人暮らしの方でも引越しの挨拶が当たり前でしたが近年、隣人などによる犯罪が起きる事が当たり前となってしまいました。
特に女性の方が被害に遭うケースが多い事から、わざわざ一人暮らしの女性が住んでいる事を知らせてしまうような挨拶は不要と考える事が一般的になってきています。
必ず上下左右のお部屋に引越しの挨拶に行きましょう。
小さなお子さんが居る場合、子供の走り音、泣き声について隣人などからのクレームが生まれやすいです。
ご迷惑がかかりそうな部屋に挨拶をすることでコミュニケーションが生まれ、ご近所トラブルを回避しやすくなります。
上記以外の場合は特に行っても行かなくでも問題にはならないので大丈夫です。
引越して住民票の異動が必要な場合と必要ない場合
引越しをした場合は必ず住民票を異動しましょう。住民票の異動は義務となっています。
しかし住民票を異動させなくてよいケースもあります。
生活の拠点が移動しない場合
単身赴任など、新住所に住むのが一年未満と分かっている場合
普段の生活を考えると住民票を異動した方が良いですが、個々の事情で異動したくない場合や異動させた方がいいのかわからない場合は、お住まいになる役所に相談してみましょう。
まとめ
ここまでお部屋探しについていろいろと書いてみましたが、だいぶ長くなってしまいました。笑
また、わかりにくい説明があったのにも関わらず我慢して最後まで読んで頂いた事には非常に嬉しく思います。
これを書き始めたきっかけはもちろん業務命令だったのですが。笑
書いていく内に部屋探しも奥が深いな~なんて思う事もありました。
賃貸についてしか書けませんが、まだまだあんな話やこんな話を書いていきたいと思いますので気になる方は、どうぞチェックをお願いします。