私が営業マン時代、好きな種類の【分譲賃貸】。
みなさん一度は聞いた事があるのではないでしょうか?
そんな【分譲賃貸】についての説明です。
分譲賃貸とは売買で購入した部屋を賃貸に出している部屋
よく分譲マンションといったチラシなどを一度は見かけた事があると思います。
その売買されているマンションを分譲マンションといいます。
そこで購入した分譲マンションの一室を貸し出しだしている物件を【分譲賃貸】と呼びます。
そのため分譲賃貸はそれぞれの部屋で大家さんが異なります。
普通の賃貸物件では大家さんが一棟所有しているのですべての部屋で大家さんは同じになるのです。
では、なぜわざわざ【分譲賃貸】という区別をするのか?
賃貸する事を目的として建てられてた建物と販売をする事を目的で立てられた分譲マンションでは内装、設備ともにグレードが違ってきます。
そのため分譲マンションを賃貸として出すことは人気カテゴリーのひとつになるためです。
分譲賃貸のメリット
しかし分譲賃貸といえどメリット、デメリットはあります。
メリット
- 内装、設備が通常の賃貸物件より良い
- 分譲として販売時に即完売となった人気マンションに住める事もある。
- 共用部分の清掃など手入れがしっかりしている。
- 格安な賃料で賃貸される場合がある
最初にも書きましたが内装、設備はグレードが高いものを使っており非常に高級感を感じます。
また一般の賃貸物件より壁、床部分が厚く防音に優れているという物件も多いです。
そのため一般の賃貸物件はピアノは重量物のため搬入は禁止ですが分譲賃貸ではピアノ搬入を認めている事が多いです。
廊下などの共用部分は清掃と手入れがしっかり行われているので大変快適です。
もし共用部分のゴミなどが目立つ分譲賃貸であれば管理は行き届いてないので止めたほうがよいかもしれません。
所有者が転勤などの場合、定期借家といい期限を定めて賃貸に出すケースがよくあります。
定期借家は更新が出来ないため、最長でも定められた期限までしか住めません。
期限はだいたい 2年~5年ですが更新が出来ないため、家賃が周辺相場より割安といった場合もあります。
分譲賃貸のデメリット
デメリット
- 初めて部屋を貸し出す大家さんが多いため賃貸に関して知識不足
- 1Kの分譲マンションなどは同じ間取りなのに家賃が違っても大家さんが違うので賃料変更は難しい
- 分譲賃貸は収支上、高い家賃設定にせざるを得ない
分譲マンションを賃貸に出す方は、その部屋を始めて賃貸に出すという方が非常に多いです。
部屋の管理を不動産会社に任せればいいのですが、もちろん手数料が発生するため自分で管理を行うという方も多いです。
そのため、よくあるのは大家さんの対応が遅い、部屋の設備であるにもかかわずそれは入居者で直してといった大家さんとして認識が甘い方が多いです。
ですから分譲賃貸を借りる際は管理は不動産会社が行うのか?
大家さんが管理するのであれば初めて貸すのかを確認した方がいいです。
次の家賃が異なる件は 1Kでよくあるのですが隣の部屋と家賃が違うと言っても、オーナーが違うのでと言われて終わってしまいます。
1Kなどの分譲賃貸は非常に多くあるので、よく検討して部屋を決めたほうがいいでしょう。
最後の分譲賃貸の家賃ですが、これはやはり家賃が高めになってしまいます。
それは分譲マンションを購入時に借りたローンを払わなくてはいけませんので収支を考えて家賃が高めになる事が多いです。
まとめ
現在、1Kの分譲賃貸は非常に多く出回っておりますが、1LDK以上の間取りの分譲賃貸はそれほど多くはありません。
そのため 1Kに関しては分譲賃貸だからという理由で借りる場合であっても慎重に検討する事をオススメします。
それとは逆にファミリータイプの間取りでブランド力のあるマンションのであれば借りて失敗する事はないでしょう。
一般の賃貸住宅とは違う分譲賃貸をぜひ一度借りてみてはいかがでしょうか。