部屋探しをしていて「フリーレント」という言葉を聞いたことはないでしょうか?
「フリーレント」はお得なシステムですが、もちろん気を付けなければいけない事もあります。
「フリーレント」について簡単にわかりやすくまとめてみました。
フリーレントとは
【入居後、一定期間賃料が無料】のことです。
首都圏の賃貸住居用建物の場合、フリーレントは 1ヵ月~2ヵ月の物件が多いです。
フリーレント物件の多くは 1年~2年以内に解約するとフリーレント分の違約金が発生する契約を結ぶ事がほとんどです。
解約は携帯電話の契約でよくあるような 25ヵ月目の解約申請のみが違約金無しになるという訳ではないので安心してください。
じゃあ 1~2年程度住むならフリーレントっておトク!
と思われるかもしれませんがフリーレント物件を選ぶ場合の注意点があります。
賃料が周辺相場に比べて高い場合が多い
長く住む可能性がある場合、賃料を周辺相場と比較して高ければ止めた方がよい。
解約予告が 2ヵ月前といった物件が多い
退去の通知後 2ヵ月後まで家賃が発生してしまう。通常は解約予告 1ヵ月前がほとんど。
大家さんは、なぜフリーレントを付けるのか?
大家さんは空き部屋が数部屋出てしまった場合、入居者の確保を早く行いたいものです。
早く入居者を決めるには家賃を下げるのが一番ですが、もしそれを行った場合まず家賃収入の減少。
次に他の入居者からも賃料を同じにしてという値下げ交渉が入り、また家賃収入の減少。
家賃の減額は長いスパンで考えた場合、収入が大きく減るので大家さんは減額を極力、避けたいのです。
そこで家賃を下げずにフリーレントを付ける事で入居者にお得でありながら大家さん自身も収益の高い家賃収入の確保が見込めるのです。
まとめ
住んで何年間は引越しをしないと思っていても人生において急な引越しはよくあることです。
そんな時に部屋を期間内に解約するだけで違約金がを取られるのは痛い出費ですよね。
フリーレント付き物件を借りる際は周辺相場との家賃比較を行い、住むであろう年数の予測をたてたうえで借りるのがベストな方法だと思います。