部屋を借りるときに気にしたい部屋の向き


こんにちは。元不動産賃貸営業マンの中田です。

お部屋探しの時によく頂く質問。

「何向きの部屋がいいのか?」についてです。

日当たり

実際に北向きの部屋に住んだ人たちからの感想

営業マンの時に「何向きの部屋がいいのか?」という事をよく聞かれました。

これは「北向き以外であれば大丈夫」と思って頂ければよいでしょう。

まず部屋探しをしている方の引越し理由で「日当たりが悪いから」という理由をよく聞きました。

詳しく話しを聞くと必ず「北向きの部屋」で、大丈夫と思って借りたが「寒い」「湿気がひどい」という理由です。

逆に東南西向きの部屋がイヤだから引越すという方には一度も会ったことがありません。

北向きでも快適に住めるのは高層マンションだけ

実は北向きの部屋でも人気という建物もなかにはあります。

それは高層マンションや眺めのよい部屋では北向きの部屋でも人気があります。
高層マンション

眺めがよいという事は北向き以外の部屋では日差しが強く入りこんできます。そのため暑すぎるという事で避けられる傾向にあります。

眺めがいい部屋ということは、周りに高い建物がありませんので窓を開ければ風通しも良いですから湿気の心配もありません。

ただし北向きで住んで苦にならないのはこの条件の場合のみです。

高い建物の場合でも隣り合って建っていると眺めが悪いことがよくあるので、その場合風通しも良くないので北向きの部屋は止めた方がいいです。

部屋の向きが良くても借りるのを注意したほうがいい物件

これはいくら向きが良くても日差しが入らない部屋です。

たとえば 3Fで南向きの部屋でも隣の建物が高く、距離も近ければ日差しや風通りも悪いので止めた方がいいです。
建物の陰になる部屋

部屋を借りる時に気になる向きについて解説

人気の部屋の向き

人気の部屋の向きは【南⇒東⇒西⇒北】の順番です。

そこで、それぞれの向きについて人気の順に特徴を紹介していきます。

南向き

日の当たる時間が長く、湿気も少ないので年間を通して過ごしやすい。家賃は東、西向きと比べて 3千円程度高くなる場合が多いです。

東向き

朝日が差し込むので気持ちがいい朝を迎えられます。午前中は日当たりがよいが午後には日当たりが無くなります。

西向き

日が当たるのは午後からとなります。夏は西日が当たるので非常に暑くなるが冬は夜まで温かさが残るので夏は暑く冬は暖かい部屋となります。

北向き

日が当たらないので夏は涼しく冬は寒くなります。そして湿気に気を付ける必要があります。家賃は東、西向きと比べて 3千円程度安くなる場合が多いです。

まとめ

私は営業マン時代に全ての向きの部屋を見て来ましたが、やはり南向きの部屋が一番よかったです。

そしえて一番悪かったのは北向きの部屋ではなく、向きに関係なく建物との距離が近く常に影になってしまっている部屋です。

とにかくいつ見ても暗く風通しも悪く湿気のせいで室内は、よどんだ雰囲気が漂っていました。

ただ部屋の向きだけで物件を選ぶのではなく周りの建物、環境といったトータルでその部屋が住みやすいかを選ぶことがお部屋探しで失敗しないコツになります。


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