URの仕組みを知ってしまうと賃貸の更新料は納得できない


今回は「URの仕組みを知ってしまうと賃貸の更新料は納得できない」というタイトルで、賃貸の更新料は仕方がない?納得できない?どちらの考えですか?という質問に答えてもらいました。

8年住んだ部屋では更新料を合計3ヶ月分払った

48歳女性。

1人暮らししている時、住んでいたアパートでは更新料を家賃1ヶ月払わなければならない仕組みになっていました。

関東地方の多くの物件では2年ごとに更新を行うため、そのタイミングで引っ越す人も多いです。

わたしは更新料を払うのはちょっともったいないな、と思いつつ、その時は会社員だったので、貯金にある程度余裕があり、仕方ないなと払っていました。

もっとフットワークの軽い性格だったら引っ越し先を考え、心機一転違う生活を送ったりするのでしょうが、なんか引っ越すのもめんどくさいし、と楽なほうを選択。

結果、8年住んだので、更新料は3ヶ月分払うことになりました。

更新料なしで敷金計算もしっかりしているUR

その次に入ったのはURの団地です。

URには結局3年くらいしか住まなかったのですが、こちらは更新料は発生しない物件でした。

URの場合、人気物件は抽選で無ければ入れない程倍率が髙いのですが、更新料が発生しないだけでなく、退去直前の敷金の計算まで、さすが公共の施設だけありきっちりしているなと思いました。

URの仕組みを一度知ってしまい、おまけに自由業で、貯金もあまり無い場合、賃貸の更新料は納得できないと思います。

更新料についてはあまり説明はしてもらえず、具体的に何に利用されるかわからないため、共益費を払っているからいいんじゃないの?と思ってしまいます。

なんかあまり揉めて、大家さんと険悪な中になっても困るし、細かい説明を聞いてめんどくさい人と思われそう、と日本人(?)の心理をうまく利用した仕組みのように感じられるのは気のせいでしょうか。

仕組みが変わらなければ更新料も礼金も無くならい

訴訟社会のアメリカだったら、書類をちゃんと読み込んで、納得いかなかったら裁判(アメリカのテレビドラマの見過ぎ?)、という可能性もありますが、日本の場合、何か思うところがあっても、自分がちょっと我慢すれば丸く収まる的なところがあるので、この制度が成り立っちゃっているのではないかな、と思いました。

家賃に関しては、礼金という仕組みもいまいちわからないところがあります。

礼金という言葉だけ聞くと、今までお世話になったので、お礼のお金をどうぞ、というイメージですが、実際には入居時に家賃の1-2か月分などを払い、退去するときにも戻ってきません。

これらの仕組みが成り立つのは、貸し手のほうが権限を持っているのと、借りる物件の倍率が高くて、ある程度条件を呑まざるを得ない、という住宅事情がからんでいるためだと思います。

少し位条件を厳しくしても借りる人がいるからいいだろう、と不動産会社または大家さんが思ってしまう限り、残念ながらこの仕組みは無くならないのかもしれません。


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