オートロックとは建物入口のドアが閉じると自動で施錠
入居者が持つカギで建物入口のドアを開け一定時間経つと自動でドアが閉まり施錠されます。
ホテルのように部屋のドア閉めると自動で施錠されるのであちらも「オートロック」と呼ばれます。
しかし賃貸物件の「オートロック」は建物自体の入り口ドアを指します。出るのはカギが無くても大丈夫ですが入る時はカギが必要になります。
実は私、不動産営業職につくまえですが初めて部屋を借りる時に「オートロック」と聞いてホテルのように部屋のドアが閉じると自動で施錠されるものだと思っていました。笑
その後、不動産営業職に就いて感じたのは私のように勘違いをしている方も結構いらっしゃるという事でした。
確かに「オートロック」としての意味はどちらでも合っていますが賃貸物件の「オートロック」は建物入口部分のドアが自動で施錠される事を指します。
オートロック付き物件のメリットと注意点
では、オートロックのメリットは何でしょう
- しつこい訪問販売が少ない
- 不審者が部屋の玄関までは来にくい
- 心理的安心感
上記の理由で女性からは部屋探しの必須条件に入れられる事が多い「オートロック」です。
しかし「オートロック」は完璧なセキュリティでは決してありません。
例えば配達の人などが他の入居者からオートロックを開けてもらえば、その時を狙って一緒に入る事ができます。
またオートロックがあるという安心感から部屋の施錠せずに出かけて空き巣に入られるケースが多いそうです。
その他ではオートロックだが横道から建物をみると腰の高さまでの外壁しかなく簡単に飛び越えられるといった建物も非常に多いです。
オートロックは完璧な防犯ではなく防犯の一部として考えるようにしましょう。
オートロック付き物件で気を付けたいカギの紛失
オートロックで気を付けなければいけない事としてカギの紛失です。
私はオートロックの建物に住んでいる時に一度カギを紛失してしまいました。
深夜に帰宅し大家さんは近くに住んでおらず、次の日の仕事のためどうしても部屋に入らなければいけない状況でした。
なんとかオートロックは他の入居者と一緒に入り部屋の前まで行く事ができました。
ここからカギ屋さん探しを始めたのですが、深夜という事で料金がメチャクチャ高いです。
最初に聞いたカギ屋さんは 5万円と言われ次も 4万円。他のカギ屋さんもそんな料金ばかりでした。
結局 5件のカギ屋さんに連絡して一番安かった業者さんに頼みましたがそれでも 2万5千円でした。
そこでカギ屋さんに聞いたところオートロックを開ける場合はさらに金額がかかり、場合によっては開けれない事もあるという事でした。
オートロックがあれば確かにセキュリティとしては高まります。
しかしそれは完璧なものではありませんしカギの紛失時にはそのセキュリティがある事によって非常に大きな出費となる事もあります。
みなさん気を付けましょう。