全国各地で起きている賃貸住宅に関するトラブル。
今回のトラブルは隣人トラブルについてお話を聞かせていただきました。
非正規雇用で入居審査に通りにくかった女性。横浜市で保証人が要らない物件があり住み始めると隣人が…。
元不動産賃貸営業マンの私が今回お話を聞かせていただき感じた大事なチェックポイントについて書いてみました。
築20年ほど経っていても借りられるのがありがたい状況だった私
賃貸暮らしが10年以上の33歳、会社員の女性です。
以前横浜市の賃貸物件に住んでいた時に、隣室の入居人に困らされた経験があります。
単身者専用の1Kマンション、10階建ての7階に住んでいました。
眺めが大変よく、土地柄ベランダからは(遠くにですが)みなとみらいが眺められました。
築年数は20年ほど経っていて、内装の汚れや付属設備・家電の劣化が見られましたが、借りられるだけでもありがたい状況だったため、すぐに契約をしました。
非正規雇用で入居審査に通らず困っていた時に見つけた物件
当時非正規雇用で勤務しており、なかなか審査に通らずにたくさんの不動産屋を渡り歩いていた時、横浜駅から少し離れたビルの一階にある、小さな不動産屋に当たりました。
この物件は、保証人が要らない部屋であったため、大変失礼な言い方ですが、あまり入居人の質が良くなかったのだと今は思っています。
隣室の借主は、土木建築関係の仕事をしている女性でした。
単身者専用マンションなので、借主以外の居住はもちろん禁止です。
しかし、その部屋に彼氏と二人で暮らしていたのです。
たかだか6~7畳の1Kに二人暮らし・・・。
生活音は2倍になるし、ケンカも起きます。
なによりしゃべり声が一日中聞こえてくることが耐えられませんでした。
もちろん私も友人を招くことはありましたが、たまに部屋に二人いるのと、暮らしているのとでは全然違います。
チェックポイント
お話を聞く限り少し前の話だと思われます。
非正規雇用のかたの賃貸契約は確かに、一時期避けられていた時代がありました。
私が不動産賃貸で勤務を始めた時は、それがちょうど終わり?かけのような時代でした。
それは非正規雇用の人が多く、だからといって正規雇用の人を入居させても家賃滞納は起きてしまうからです。
そのため大家さんとしては家賃収入を考えると空室期間を少なくして、入居者は正規か非正規かということで選ぶのではなく、きちんと働いている人であれば部屋を貸しても大丈夫と理解するようになりました。
6~7畳の1Kに二人暮らしと…。
本当はいけませんが、まぁよく聞く話です。ただ、うるさいのはいけませんね。
隣人は二人入居を認めるわけもなく…さらに廊下で髪染め!?
不動産屋にもそう訴え、隣室の住人に確認してくれたそうですが、答えはもちろん「一人で住んでいます」だったそうです。
隣室の私は、毎朝私より早く二人で家を出ていき、借主が帰宅した後に彼氏が帰宅するという生活パターンは把握していました。
しかし、不動産屋も本人が認めない限りそれ以上追及のしようが無かったようです。
その他にも共有廊下で髪を染めたり、刈ったりしている姿や、ベランダ越しに暴言を吐かれたりしたこともありました。
それから1年半後に正社員に昇格し、家賃補助もつくようにったため、契約期間中ではありましたが、すぐに転居しました。
違約金を払ってでも、隣室の二人とは離れたかったのです。
チェックポイント
その不動産屋がやる気がないですね。そして入居者の質が悪すぎますね…。
廊下で髪を染める!?廊下で髪を刈る!?ベランダ越しに暴言!?
何もかもが未知との遭遇くらいの話に感じてしまいます。
わたしが不動産賃貸で働いてた場所は東京23区内でこういった話は聞いたことがありません。廊下で髪染め!?初めて聞きました。
今回の件の解決策は残念ながら、この女性が行ったように引っ越すのが一番です。
まず不動産屋が二人入居しているかなど、しっかり確認しようとする気が見られず問題解決に前向きではない。
そして隣人の入居者についてはハッキリ言います。やばいです。関わらないほうがいい「触らぬ神に祟りなし」ですね。
無理に争って万が一、ケガを負っては大変ですからね。
もし不動産屋が、きちんと対応してくれるのであれば問題は解決しそうですが…。
この不動産屋と住んでいる周りの入居者もダメという二つのコンボの場合は引っ越すという選択がベストです。
どこのマンションにも隣人とのトラブルはあるが…
どこのマンションにも隣人とのトラブルはあると思います。
しかし、お互いがそれなりの常識と協調性を持った人間であれば、我慢や解決を望めます。
物件を選ぶとき、他の入居人の質は大事だと感じました。
もちろんそれは自分自身にも言えることなので、ゴミの出し方や、深夜の騒音、駐車場の停め方などは気にしするようにしています。
チェックポイント
本当におっしゃる通りです。
マンションに限らず、どこでも隣人トラブルというのはありますが常識と協調性を持った人であれば、お互いの妥協点、解決となります。
しかしそうならない人が実際の世の中にはいます。
それは、いまふう?ネット用語?でいうならDQNと呼ばれる人たちです。
この方たちとの接触をなるべく避けたいのであれば女性の言う通り、部屋探しの時はゴミ置き場、駐車場・駐輪場の停め方。
さらに集合ポストにチラシが散乱していないか、建物周辺環境は掃除されているかをよく確認しましょう。
これらを実践すれば部屋探しでDQNのかたが住んでいる建物を選ぶ可能性が低くなります。