神奈川県のアパートでゴキブリ、騒音トラブルで大変だった


全国各地で起きている賃貸住宅に関するトラブル。

今回のトラブルはゴキブリ騒音トラブルについてお話を聞かせていただきました。

神奈川県のアパートに結婚後に住む事になった女性のお話です。入居前にゴキブリが出て、入居後には騒音トラブルに遭ったようです。

元不動産賃貸営業マンの私が今回お話を聞かせていただき感じた大事なチェックポイントについて書いてみました。

業者クリーニングしたばかりなのにゴキブリが出る…

41歳、女性、専業主婦です。

神奈川のアパートを借りた初夏の時の事です。

主人と結婚後に住む為の部屋を契約し、まだ引越しは先でしたが徐々に荷物を運んでいると、1匹の小さなゴキブリを見つけました。

業者によってクリーニングしたばかりなのにどうしてゴキブリが出るんだろうと不思議でしたが、とりあえず駆除して部屋をあとにしました。

チェックポイント

イヤな予感がする展開ですね。ゴキブリが一匹いるということは、もちろん・・・何十匹といる可能性があるわけで・・・。

これは考えられる原因は一つですね。

室内のどこからゴキブリが出入りしているのです。これではどんなにクリーニングを行っても意味がありません。

ゴキブリが出入りする場所を突き止めて、そこをふさがなければいけません。

不動産屋にクリーニングとゴキブリ駆除のやり直しを依頼

そして次に部屋に行った時、またゴキブリを見つけました。

今度は3匹です。

小さいとはいえ、やはり気持ち悪いし、来るたびにゴキブリを見つけるなんておかしいと思いました。

その日、念のためバルサンを焚いて部屋をあとにしました。

次の日、部屋に行ってみると、なんとゴキブリがあちこちにたくさん死んでいたんです。

大きいのが1匹、中くらいが3匹、あとは全部小さなゴキブリでした。

おそらく30匹以上はいたと思います。

その日は母も一緒に行っていたので母が全部処理してくれましたが、もはや住む気などなくなってしまいました。

その場で不動産屋に電話をし、ゴキブリがたくさん出た事、クリーニングをやり直して、専門業者によるゴキブリ駆除をしっかりやってほしいという事を伝えました。

不動産屋の担当の方は平謝りし、早急に業者の手配をすると言ってくれました。

引越しの日が迫っていた為、2日後にクリーニングと駆除が行われました。

それから間もなくして引越し、約5年間その部屋に住みましたが、時々あのたくさんのゴキブリの死骸を思い出し、正直住んでいてもあまり気持ちの良いものではありませんでした。

チェックポイント

30匹以上ですか・・・。すごい数ですね・・・。

でも入居前にわかってよかったですよね。これが入居後だと思うとゾッとしちゃいますね。

不動産屋はクリーニングとゴキブリ駆除を行ったようですが、私が不動産屋に勤めていた経験上、これはゴキブリが出入りしそうな穴をふさぎバルサンを焚いたのだと思われます。

さきほども書きましたが、どんなにクリーニングをしてもゴキブリが出入りする穴をふさがなければ、いつまでもゴキブリが発生し続けます。

そして、その後はゴキブリが出てきてないようなので、不動産屋が穴をしっかりふさいだのでしょう。

古いアパートは壁が薄く耳をすませば話し声も聞こえる…

入居してからは、騒音トラブルに遭いました。

隣の部屋には、若い女の子とその家族が住んでいましたが、その若い女の子が大きな音で音楽を聴くのです。

古いアパートなので壁は薄いし、耳をすませば話し声も聞こえてしまう状態です。

音楽など、普通の音量でも聞こえると思います。

私は当時妊娠中で、ただでさえ体調もおもわしくなくイライラしているのに、隣から聞こえてくる音楽の音で更にイライラしてしまい、壁を叩いて「うるさい!」と叫んでしまった事もありました。

大家さんに相談しましたが全く改善される事なく、いつの間にかお隣は引っ越していきました。

その後出産し、静かに育児を楽しんでいました。

チェックポイント

アパートなんていうのはそういった建物ですからね。

古い、新築を問わずアパートでは防音性なんてものに期待を持ってはいけません。

隣のテレビの音、音楽の音、話し声、ありとあらゆる音が聞こえてきます。それを覚悟の上でアパートを借りなくてはいけません。

ですから大家さんも相談されてもアパートだから・・・と思い改善させようという気持ちがなかったのではないでしょうか?

今度は我が家が騒音のクレームを受けることに…

そして子供が2歳になった頃、今度はうちが騒音のクレームを受けました。

下の階の方が、うちの子供の走る音がうるさいと言っているようでした。

確かに、部屋を走り回る子供を追いかける毎日でしたので、クレームがきてもおかしくありませんでした。

そのうち、下の階の方が天井を何かで突いてるようで、ドンドンと音がするようになりました。

そのたびに私は子供を抱きかかえ、音が下に聞こえない様にしました。

しばらくはそうして対処していましたが疲れ果ててしまいました。

ちょうどマイホームを探し始めていたのですが、運良く気に入った建売物件を見つけ、早急に契約し引越しをしました。

その後はマイホームでゆったり生活をしていますが、もう集合住宅には戻りたくないなと思います。

チェックポイント

子どもが走り回る音は確かに仕方がないことです。仕方がないことですが今の世の中は許してくれません。

実際に私が接客させて頂いた、小さなお子さんがいるかたの引っ越し理由は、やはり騒音トラブルによるものが多かったです。

子どもが走り回る音、そして子どもの夜泣きです。

お父さん、お母さんは子育てで疲れているのにクレームを言われ、クレームを言う側も静かにならない環境でイライラしてしまうばかりです。

そのため家族も、お隣さんの双方が疲れていくばかりです。

そうならないためにも、早い段階でクレームが出にくい部屋に引っ越しをするのです。

なんで子どもがいて大変なほうが引っ越しをしないといけないの?と思われるかもしれませんが、先ほども書きましたが、現在は子どもがいるからという理由で許してはくれません。

過去には、幼稚園?の子どもの声がうるさく日常生活に支障が出たとして裁判になり子どもの声が騒音として認定されています。

そうならないためにも、子どもがいる、生まれる場合はクレームが出にくい部屋に引っ越しをしたほうがいいのです。

そして、これらが原因で引っ越しをされるかたは、次の引っ越し先は一階のマンションというかたが多くなります。

一階であればどんなに子どもが走り回っても大丈夫ですし、マンションであればアパートに比べ音が聞こえにくいからです。

もちろん家庭の都合ということもありますが、子どもが生まれることが判明した場合は、クレームが起きにくい部屋のへの引っ越しを強く勧めますね。


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