全国各地で起きている賃貸住宅に関するトラブル。
今回のトラブルは騒音、臭いトラブルについてお話を聞かせていただきました。
頻繁に住人が変わる上の階。ある日から入居し始めた外国籍の兄弟。すると数日後…爆音の音楽、強烈なニオイがするように…。
元不動産賃貸営業マンの私が今回お話を聞かせていただき感じた大事なチェックポイントについて書いてみました。
大変だった騒音トラブルとニオイトラブル
43歳の女で専業主婦です。
愛知県のアパートに夫婦2人で住んでます。
我が家は1階に住んでいるのですが、2階の部屋は、なぜだか入れ替わりが激しく、これまで4回程入居者が入れ代わり立ち代わりしています。
中でも、騒音トラブルとニオイトラブルが起きた3回目の入居者の時は大変な思いをしました。
チェックポイント
入居者の入れ替わりが激しい?
これは…もしかしたら法人がその部屋を借りて入居の入れ替えを自由にできるような契約をしているかもしれませんね。
大家さんが了承さえすればそういった契約をすることもありますからね。
そして入居者が変わるときは大家さんなどに連絡をするというケースが多いです。
大家さんは法人から安定して家賃が入りますし、入居者が変わるからといって室内の掃除をする必要もありませんからね。
ただ、こういった契約をしている部屋がある物件では…トラブルが…。
土曜の深夜から日曜日の朝にかけて爆音の音楽
その時の入居者は、ブラジル人兄弟2人組みでした。
入居当初は、特に問題なく過ごしていたのですが、1週間経った、日曜日の日からその騒動は始まりました。
突然、土曜の深夜から日曜日の朝にかけて、爆音のような音楽が流れ、大騒ぎしている男女複数人の声が聞こえ始めました。
1階である我が家には筒抜けの状態でした。
ポルトガル語らしい言葉で騒いでるので、何を言っているのかは分かりませんでしたが、とにかく騒がしかったです。
さすがに、この爆音には耐えきれず、主人がすぐに文句を言いにいきました。
すると、応対した住人の男性は、片言で「日本語よくわかりません」とすぐにドアを閉め、その後も騒ぎはおさまりませんでした。
その夜は、とにかく耐えて我慢するしかありませんでした。
翌日、すぐにアパートの管理会社に電話して、昨日の苦情を言いました。
すると、すぐに管理会社の担当者が直接そのブラジルの方に注意してくれたようで、それ以降のドンチャン騒ぎはなくなりました。
チェックポイント
やはりトラブルが起きましたか。
そして入居者が外国籍のかたのトラブルといえば、このようにパーティーなどの騒音トラブルです。
そして外国籍のかたに注意しても「日本語よくわかりません」と言われてしまいます。
いまでこそネットで調べれば翻訳機能を使い注意する言葉がわかるかもしれませんが、迷惑を受けているほうがそこまでするのは納得できないという方も多いと思います。
さらに騒音など直接の注意はトラブルになりやすくやめたほうがいいです。
でもそうなると大家さんや管理会社に電話がつながらない時間だと我慢するしかない?と思われるかもしれませんが、方法はあります。
それは警察に電話です。
そこまでは…と思われるかたがいるかもしれませんが、実際に騒音トラブルで傷害・殺人事件にまで発展しているケースがあります。
自分の命を守る意味でも、大家さんや管理会社に連絡がつかない時の騒音トラブルは警察に電話しましょう。
警察に電話するとまず、事件か事故を聞かれます。
そこで「事件や事故ではないが、隣の部屋で暴れているような大きな音がするので怖いので確認してほしい」と伝えましょう。
ポイントは騒音と伝えないことです。
騒音と伝えると、人それぞれで感じかたが違うと思われるため、ここでは「暴れているような大きな音がして怖い」と伝えるようにしましょう。
そして警察からは名前を聞かれますが、匿名でも大丈夫です。
また、その他には通報したのが自分だと言わないように警察にお願いすることもできます。
これはあくまでも大家さんや管理会社に連絡がつかないときに行う方法で、通常は大家さんや管理会社に連絡して対処してもらうようにしましょう。
謎の異臭…強いニオイは上の階から…
それで、てっきりトラブルはなくなったと思っていました。
しかし、それだけでは終わらなかったのです。
今度は、かなりきついニオイが上の階からするようになりました。
ニオイの原因が何なのかわからず、とにかく強いニオイすぎて臭いという状態が続きました。
窓を締めればいいのですが、エアコンを使う時期でもないのに、窓を締めきって過ごすのが納得いきませんでした。
しかし、ニオイに関して言えば、夜の時間帯しかいない主人にとっては、それほど気にならなかったらしく、特に苦情を言うまでもないと判断されてしまいました。
しかし、主人によりもアパートにいる時間が長い私にとっては、かなり辛い日々を過ごしていました。
チェックポイント
次はニオイですか…。大変でしたね…。
これも外国籍の入居者の場合はよくあることです。
これも大家さんや管理会社に連絡したほうがよかったですね。
外国籍のかたは母国の料理を作っているのだろうと思いますが、ニオイというのも育った環境で臭いかどうかがかわります。
わかりやすいのは納豆ですね。日本人からすると慣れたニオイで不快と感じる人は少ないですが、外国籍のかたで初めて納豆のニオイを嗅ぐと非常に不快なニオイといいます。
それと一緒なのです。
そのため、大家さんや管理会社に連絡して日本では不快なニオイと思う人が多いのでやめてほしいと伝えるようにしたほうがよかったでしょう。
まさかの隣の駐車場利用者から苦情が入ったようで…
そんなある日、相変わらずキツイニオイが上の階からしていたものの、風が強かったことから、ニオイは隣の駐車場へと流れていました。
すると、隣の駐車場の利用者が管理会社に苦情を言ったようでした。
駐車場にも、今回だけでなく、ここ最近ずっときついニオイがしていたらしいです。
私だけでなく、他にも強烈なニオイに困っていた人がいたのでした。
その駐車場利用者が管理会社に連絡したことで、担当者から上の住人に注意がいきました。
そのことがあってから、ニオイはだいぶ改善されましたが、たまにまだしました。
その後すぐ、2階の住人は引っ越したので、度重なる苦情で住みにくく感じたのかもしれません。
こうして騒音とニオイトラブルを起こした住人とサヨナラすることができました。
チェックポイント
結局、建物の住人以外からのクレームで注意となりましたか。
でもニオイの原因は結局、なんだったのでしょうか?
もし料理が原因だとしたら、その外国籍の方たちはショックを受けたのではないかと思います。
異国の地で、懐かしい母国料理を楽しむことが出来ず、しかも注意されるという…。
でも他の入居者のニオイに悩まされていたということを考えると難しいですね。
こういったことを書くと差別的に捉えられるかもしれませんが、外国籍の入居者がいる場合は必ずトラブルが起こります。
しかし、よく考えてみてください。
私たちが外国に住んだら外国籍となるのです。
その国のルールや習慣など知らない事だらけです。知らない事だらけなのでトラブルが起きるのです。
知らない事こそ大家さん、管理会社、周囲の住人が優しく教えてあげるのです。
そうすることで相手も理解してくれ、ルールや習慣を覚えてくれるのです。
するとその外国籍のかたが、仲間に日本でのルールや習慣を教えて、それが広まっていくのです。