全国各地で起きている賃貸住宅に関するトラブル。
今回のトラブルはペットの高齢化で起きたトラブルについてお話を聞かせていただきました。
そして元不動産賃貸営業マンの私が今回お話を聞かせていただき感じた大事なチェックポイントについて書いてみました。
ペット可の条件に合う賃貸住宅を見つけて結婚を機に引っ越し
私は31歳の女性で専業主婦をしています。
私は私が結婚する前に社会人になり1人暮らしをしていた時に犬を飼い、結婚しても私が育てなければいけませんでしたので、結婚をして新居を探す時にはペットの入居が可能な賃貸住宅を探しました。
ペット可の賃貸住宅はただですら少ない上に、私は主人の仕事上、駅からも近い土地で探さなければならず大変でしたが、何とか条件に合う賃貸住宅を見つけて結婚を機にそちらのマンションに住んでいました。
チェックポイント
そうですね。駅に近くてペット可の物件というのは条件として非常に厳しいですね。
こういった難しい条件で物件を探すときのコツは、部屋探しのエリアを広範囲に広げることです。
そうすると遠いな・・・なんて方がいますが、それなら他の条件をいくつか諦めてください。
ずっと待っていれば出てくるかもしれませんが、それが2か月後なのか1年後なのか誰にもわかりません。
部屋探しをうまく進めるには希望条件の優先順位化です。
自分が希望する条件を洗い出し、優先順位をつけていきましょう。
犬の老化でたくさんの問題が出てきた…
しかし犬が元気で健康なうちは気にならなかった事が犬の老化と共にたくさんの問題が出てきました。
まず、私が入居したマンションは4階だてだったのですが、4階しか空いておらずマンションにはエレベーターがついていませんでした。
私はシェルティを買っていたのですが、シェルティは身体の大きさの割に足が細くて弱い犬が多く、私が飼っていた犬も非常に後ろ足が弱く年をとるに連れてマンションの階段の上り下りができなくなりました。
そのため老犬になってからは散歩の度に私が犬を抱っこして下まで降りて下でおしっこなどをさせていたのですが、老化するとともにおしっこを我慢する事ができなくなってきたのでマンションの下に降りるまでにおもらししてしまうような事もありました。
朝の早くから鳴いてクレームになってしまうような事も…
私のマンションでは年に2回くらい業者さんがマンションの共用部分の掃除をしてくれるのですが、それ以外は誰も自分で掃除をする様子もなかったのでおもらしをすると自分の家から水を運んできて掃除をしなければいけなかったのですが、しっかりと水を流しきれずクレームになるような事もありました。
また犬が元気なうちは一日2回のお散歩でも十分だったのですが、老化するとともに腎臓が悪くなってきたせいかおしっこの感覚が短くなってきてしまい朝の早くから犬が鳴くようになりました。
毎日のように朝の4時から鳴き、散歩に行かなかったら散歩に行くまで鳴く事もあり、私は仕事の都合上夜勤もあったので朝の早くから鳴きわめかれてクレームになってしまうような事もありました。
チェックポイント
マンションの規模が、どの程度の大きさかわからないですが業者さんの清掃以外に管理人さんなどが掃除をしないのでしょうかね?
さすがに共用部が年2回だけの掃除では、キレイに保てないと思いますが・・・。
やはり犬の高齢化で頻繁に鳴くようになってしまいましたか・・・。
しょうがないよねという気持ちは、もちろん私もありますが、他の住人にとっては迷惑な話です。クレームが起きるのもしかたがありませんね。
ペットを飼うということは、そういったペットの老後も考えたうえで飼わなければいけませんからね。
ペットに限らず他人に迷惑をかけない生活を送るようにしましょう。
ペットが可ではあるもののペットを飼っていない家も多い…
私が住んでいるマンションではペットが可ではあるもののペットを飼っていない家も多く、ペットを飼っている人同士はお互い様みたいな所もあったのですが、そういうわけにはいかず直接私自身に文句を言われるような事もありました。
今は犬も死んでしまったのでもうすぐ家を建てて引っ越しますが、犬が老化した時の事を考えると本当に大変だなと思います。
チェックポイント
厳しいことを言うと、文句を言われるのは当然です。
本人に直接文句を言うというのはトラブルになるのでやってはいけませんが・・・。
飼い主としての責任がある以上、なんらかの対策をしなければいけません。
老犬だからしょうがいない・・・ではなく、老犬だからしてあげるべきことを飼い主がしなければいけません。
人の子供も犬も一緒で、「あなた」しかいないのです。
そして人の子供は成長して離れていきますが、ペットは違います。飼い主の「あなた」しかいないのです。
賃貸だけでなく共同住宅ではペットの飼いかたでトラブルになることがよくあります。
犬は決して悪くありません。飼い主がすべて悪いのです。
ペットをただしく飼育出来ないのであれば、飼い主として失格なのです。
ペットを最期まで、どんなことがあろうと守るという覚悟がある人だけがペットを飼う資格があるのです。
ペットを飼っている人同士ならお互い様ではなく、ペットを飼っていない人のために配慮ができる飼い主が増えてほしいものです。
そういった飼い主が少ないのも賃貸でペット可の物件が少ない理由の一つなのではないでしょうか。