引越しが終わり実際に入居してみると、部屋を見ただけでは気が付かなかったさまざまなトラブルが出てくると思います。
その中でも圧倒的に多いトラブルが「騒音問題」です。
騒音問題のトラブル対応方法をまとめてみました。
騒音トラブルが多くなる原因とは
入居後に寄せられるトラブルで一番多い「騒音問題」
ではなぜ、ここまで「音」に対してのトラブルが多いのでしょうか?
そもそも音は「人によって感じ方が大きく違うため」です。
音の大きさ音の種類などは、それぞれ個々で我慢できるポイントが違います。
100人いて100人が騒音と認める音であれば問題ありませんが、30人がうるさいと判断する音の場合はどうでしょうか?
判断に悩みますよね?
さらには生活スタイルの変化が「騒音問題」に大きく関わってきています。
それは交代勤務の仕事、毎日終電での帰宅となる仕事をされている方が増えてきているためです。
日中に働いている方とでは生活音がでる時間帯が異なるため、生活音に対するトラブルが発生しやすくなります。
そこで、まずマンション、アパートは共同住宅であり他人も住んでいるという事をしっかりと認識しましょう。
その上で迷惑になりそうな音を出さないよう努力する事が必要になります。
騒音被害をうまく解決する方法
あなたは隣や上下階の音がうるさければどうしますか?
まず絶対にやってはいけない事は直接文句を伝えに行く事や壁を叩くなど、あなたから直接相手に注意する事です。
直接相手に注意する事で思わぬトラブルが起こり、よけい問題がややこしくなる可能性もあるので直接相手に注意する事は絶対にやめましょう。
では、どうすればいいのか?
どんな音で何時から何時まで毎日うるさいなどといった具体的な内容をメモにとり、大家さん又は管理会社へすぐに伝えましょう。
その時に騒音をだしている人へ、あなたからのクレームという事が絶対にバレないようにしてもらう事を大家さんへ伝えましょう。
管理会社などでは、お隣からクレームが来ているなんて事は伝えませんが管理が個人の大家さんだとうっかり、あなたからのクレームだという事を伝えてしまうケースもあるので注意しましょう。
騒音のクレームが発生すると、まずは建物内の掲示板などに騒音についての張り紙が出る事が多いです。
それでも騒音が止まなければ、次は大家さんや管理会社の人に実際の音を聞いてもらうようお願いしましょう。
ここで重要なのは実際に聞いて下さいとお願いをする事が重要です。
しかし実際に騒音がでるタイミングを見計らい聞いてもらうのは非常に困難です。
そのため大家さんや管理会社は実際に音を聞く事を渋り今度は直接、注意する事になるでしょう。
あなたが騒音に強く悩まされているという必死さを伝える事で厳重に注意してくれるはずです。
それでも騒音が止まない場合は何度でも大家さんや管理会社にクレームを伝えましょう。
その際、強くハッキリと伝える事が大事です。
騒音トラブルとなる原因一覧と気を付けたいポイント
普通に生活しているにも関わらず大家さんや管理会社から騒音について注意された事はありませんか?
そんな場合はどんな音に対しての注意なのか、まずは内容をしっかり確認しましょう。
よくある騒音の原因について紹介していきます。
アパートの場合は壁が薄いので音が聞こえるのはよくある事です。音を小さくするようにしましょう。また目覚まし時計は置き場所を変えてみましょう。
マンションの場合でも音が聞こえやすい鉄骨造マンションなどでは騒音となりやすいのでアパートと同様の対策をしましょう。
何時に行うかが重要です。注意を受けた場合は大家さんと管理会社に何時から何時の間であればよいのか具体的な回答をもらいしょう。
あまりにも無理な時間指定であれば事情を説明してみましょう。
ペット可の物件でよくあるのは飼い主がいない時に鳴くケースです。まずはカメラなどで飼い主が不在時の犬の状況を把握しましょう。
うるさい場合はプロのトレーナーに依頼し、しっかりと訓練を行いましょう。
子供に注意した所で子供が静かに歩く事は不可能です。厚手のじゅうたんやマットを敷くだけで下の階に響く音がだいぶやわらぎます。
防音対策をした事を大家さん又は管理会社に報告してクレームがその後こないか様子をみましょう。
騒音に対するクレームのほとんどが上記の内容を占めます。
あなたのちょっとした心がけが騒音を防げる場合がいくつもあります。
マンション、アパートは集合住宅で他の方も一緒に生活している建物という事を忘れないようにしましょう。
ここまでは本当にあなたが騒音加害者の場合です。
しかし中には音に対して神経質すぎる方や自分の生活スタイルに合わない音を嫌がる方もいます。
そんな時に注意を受けた場合は大家さんと管理会社にキッパリと自分の主張を行いましょう。
弱い主張だと大家さんと管理会社はあなたが音に対して注意してくださいとお願いしてくる場合があります。
大家さんと管理会社は問題を早く簡単に解決できる方法を選ぶ事が多いので、ここであなたの主張をハッキリと伝える事が重要になるのです。
あなたに非がなければ大家さんと管理会社はクレーム元に許容できる範囲なので我慢するかご自身で音に対する対策を行って下さいと伝えてくれるでしょう。
他人同士が生活をする共同住宅という事を忘れてはいけない
そもそもアパートでは音がほとんど聞こえると思って借りて下さい。
そして鉄骨造りのマンションでは木造アパートより若干、音が聞こえにくい程度と思って下さい。
鉄筋コンクリ―トマンションが、いちばん音が聞こえいにくいですが絶対に音が聞こえないわけではありません。
今回、何度も書いていますがアパート、マンションは共同住宅です。
建物の構造も大事ですが他の入居者に気をつかった生活が出来ていればトラブルは、ほぼ起こりません。
まとめ
音の感じ方は人それぞれですが、ひとりひとりが少し気をつかうだけでトラブルは起きなくなります。
上下左右階に大家さんが住んでいると思って生活してみれば音に対する意識が変るはずです。
「近くに住んでいるのは知らない人だから、これ位の音は大丈夫でしょ」
ではなく
「近くに住んでいるのは知らない人だからこそ、音に気を付けよう」
こういった気持ちを持てるかどうかが騒音トラブルを減らすポイントだと思います。