今回は東京都調布市の賃貸アパートについて
「プライバシーも収納も無い部屋にはもうこりごり…」というタイトルで、どんなところが一番最悪だったのかを教えてもらいました。
学生時代に住んでいたボロアパートが可愛く思えるほどのアパート
30歳女性、現在は専業主婦をしています。
私は高校を卒業してから結婚するまで、実家を離れて一人暮らしをしていました。
何度か引っ越しをしアパートを転々としましたが、その中でもひどかった部屋は私が26歳の時に住んだアパートでした。
そのアパートの場所は、東京都調布市にあり、家賃は6万円でした。
学生時代は狭いアパートに住んでいましたが、そんなボロアパートが可愛く見えるほど私には最悪に思えました。
どうひどかったのか、私の経験を踏まえてご説明しましょう。
すべての音が筒抜けになるほど壁が薄い…
私が住んでいた賃貸物件の部屋は、部屋の広さはおよそ10畳と一人暮らし用にしては十分な広さがありました。
しかし、あまりにも壁が薄い。
私は二階の真ん中の部屋に住んでいましたが、両隣の生活音がいつでも聞こえて来る状態でした。
お隣さんがうるさいわけではありません。
お隣さんは私と同じ一人暮らしをしている方々でした。
彼らの生活音、例えばテレビの音、足音、野菜を切る包丁とまな板の音、鍋を棚から出す音、食器を片付ける音、ソファに座る音、ちょっとした独り言、鼻歌、トイレに入る音…等々。
すべてが筒抜けです。
当然電話の声も聞こえます。
しかも喋っている声だけでなく、「相手の声」も聞こえて来る始末。
ということは、お隣さんには私の生活音もすべて聞こえているという事です。
お隣さんと出くわしてもお互い挨拶だけ交わしていましたが、非常に気まずかったです。
幽霊!?と思いきや毎晩ネズミが天井を走る音が…
夜寝ていると天井から『トタトタトタ…』と足音が聞こえて来ます。
昼間は聞こえず夜だけなので、住み始めた当初は「まさか幽霊物件?」と疑ってしまいました。
しかし、足音の様子からねずみ、もしくは猫なのではないかと思いました。
恐らく屋根裏に侵入したねずみか猫が毎晩走り回っているのでしょうが、これが基本的に毎晩毎晩聞こえて来ました。
アパートやマンションは猫の侵入やねずみが走り回るという事はそこまで珍しくはないと思いますが、ここまで音が聞こえて来るとは思いませんでした。
そもそも退治しないのか…大家さんに伝えてみても「はあ、そうですか」といった具合で何もしてはくれませんでした。
10畳と部屋は広いが収納が無く…
10畳という広さのせいか、今時珍しく収納が無い部屋でした。
厳密に言うとあるにはあります。
何故か、天井に奥行き60㎝、高さ60cmほどの手作り感溢れる微妙な収納スペースがひとつだけ…何のために取り付けたのか意味が分かりません。
私はそこに工具類を収納していましたが、それ以外は入れられませんでした。
家賃が安いのはこのせいかと思いました。
収納が無いというのは意外と不便なもので、衣替えした洋服やバッグ類などの置き場が無いため引っ越しの時に使った段ボールをずっと使用することになりました。
部屋の隅にそれらを置いておきますが、どんなに部屋を綺麗にしても段ボールのせいで雑然とした雰囲気が拭い切れない部屋になってしまい、結局広さを活かす部屋作りは出来ませんでした。
都内にしては家賃が非常に安いが不便だった思い出しかない
この部屋は広く、都内にしては家賃が非常に安い物件でした。
しかし安いのにはそれなりの理由があったようでプライバシーは無いし収納が無いしで部屋に住んでいた2年間は非常に不便な思いをしました。
こういう物件には二度と住みたくないものです。