今回は部屋探しで物件を見るときにお客さんだけで見にいかせる不動産屋についてです。
みなさんは部屋探しで部屋を見るときは必ず不動産屋の人が同行すると思っていませんか?
実はお客さんだけで部屋を見るように手配する不動産屋も数は少ないですがあります。
自分だけで物件を見られるなんてラッキーと思われるかたがいるかもしれませんが、その不動産屋は大丈夫ですか?
私が営業マン時代に聞いた部屋を見るときに同行しない不動産屋についてです。
過去にトラブルが多い不動産屋が行う物件案内方法
まず普通の不動産屋では、気に入った物件があれば部屋を見る手配をして営業マンとお客さんで部屋を見にいきます。
しかし、いくつかの不動産屋ではお客さんだけで部屋を見に行くケースもあります。
その場合で多いのは、不動産屋が管理または不動産屋の関連会社が管理をしている物件。
これは私が営業マン時代にお客さんから聞いた話なのですが、ある不動産屋で見たい物件が決まり部屋を見に行く手配をしてもらっていると、地図を渡されお客さまだけで物件を見に行ってくださいと。
その際に身分証明書を預かる、または身分証明書のコピーをとり現金を5千円くらい預かるそうなのです。そして部屋を見終わって戻ってきたらすべて返すそうです。確かに不動産屋にとっては効率的といえば効率的ですが・・・。
ちなみに部屋を見る方法は物件現地に着いたら不動産屋に電話してカギの場所を教えてもらい部屋を見るのです。
そしてこの不動産屋というのは過去にいろいろなトラブル、裁判を起こされたとして有名な不動産屋でした。
そんなところの物件を借りたいですか?
いくら安いからといっても私なら絶対に借りませんね。
悪質な不動産屋が行う物件案内方法
次は悪質な不動産屋が行う物件の案内方法です。
まず不動産屋の多くでは他社が扱っている物件を紹介することがよくあります。そして不動産屋が不動産屋に部屋を見る方法を教えてもらい部屋を見る手配を済ませます。
そして部屋をみる方法は大きく分けて3つあります。
現地にカギが設置している、物件近くの不動産屋にカギが預けられておりカギを借りる、別の不動産屋の人がカギを開けてくれる。
このなかで「現地にカギが設置している」物件の場合、お客さんだけで物件を見に行かせる不動産屋です。
通常、どこの不動産屋もお客さんだけで物件を見に行ってもらうことはしていないので、どこの不動産屋も営業マンが必ず同行してくださいということは言いません。
それを悪用して、お客さんだけで部屋を見にいってもバレることがない、現地にカギが設置している物件はお客さんだけで物件を見にいってもらう悪質な不動産屋があるのです。
私が営業マン時代にあったのは、ある物件で現地にカギを設置していることをいいことに、ある不動産屋がお客さんだけで物件を見に行ってもらったそうです。
その後、現地に設置してあったカギが紛失し、マンションの防犯カメラを確認したところ、お客さんだけで物件に入る姿が確認され、お客さんのカギの持ち帰りが判明。部屋を見に行かせた不動産屋は物件を管理する不動産屋からとても怒られたそうです。
それからは、その物件を見に行くために物件管理をする不動産屋に連絡すると、必ず営業マンの人が同行してください!と強く言われるようになりました。
お客さんだけで部屋を見るメリットは少ない!
お客さんだけで部屋を見に行かせる不動産屋というのは少ないですが、そんな不動産屋に当たったら絶対にやめたほうがいいです!後々トラブルになる可能性が非常に高いです。
お客さんだけで部屋を見るメリットなんていうのは部屋をゆっくり見れるということくらいしかありません。また営業マンが同行しないからといって仲介手数料が安くなるわけではありません。
営業マンと一緒に物件を見て疑問点など気になる点をどんどん質問したほうが絶対にいいです!疑問点はできるだけ、その場で解決するようにしましょう!
まとめ
賃貸でお客さんだけで物件を見てはいけないルールというのはありません。
しかしお客さんのこと、大家さんの物件ということ、その両方のことを考えるのであれば普通は必ず営業マンが同行します。
室内の説明、カギの紛失、室内破損の恐れなど総合的に考えると営業マンが同行するべきです。
こういったお客さんだけで物件を見るように手配する業者は、私の知っている限りでは山手沿線で店舗を構え仲介を主としている不動産屋に多いです。
みなさん部屋探しの際は、お客さんだけで部屋を見にいかせる不動産屋は避けたほうがいいです。