今回は以前お伝えした「引越しトラブルで意外に多いカギのトラブル」の完結編になります。
前回からの続きになりますので一度「引越しトラブルで意外に多いカギのトラブル」を読んでみてください。
前回の記事を読むのが面倒!という方のためにも2ちゃん風に簡単に※今北産業で説明しますね。笑
※いま来たばかりだから三行で説明をするという意味です。
- 新居に引越し
- カギ開かない
- 管理会社に賠償請求
と前回の内容はこんな記事で、今回は「引越しトラブルで意外に多いカギのトラブル」の完結編となります。
あなたなら怒る?不動産会社の対応に友人が怒った理由
引越しでカギが開かないというトラブルに遭った友人は、トラブルの原因が管理会社のせいとわかり損害を請求することにしました。
友人は管理会社の担当と電話で話をしたところ
管理会社:「損害を受けた分の領収書を送ってもらえればスグにお金を振り込む」
ということで話はまとまったと思いきや
管理会社:「では領主書を送って下さい」
この言葉で友人がキレる!!笑
友人:「なんでこっちが封筒や切手を手間かけて準備しないといけないの?」
友人:「そっちが返信用封筒送れよ○!※□◇#△!」
とここから友人が「顧客に対する姿勢」についてお説教をしたそうです。笑
誰でも怒る?あたり前の事が出来ない不動産屋は問題あり!?
その後、友人のもとに返信用封筒が届き領主書を同封して土曜日にポストに投函したそうです。
日曜日。管理会社に封筒が届いているか確認をすると届いていないとの事。
月曜日。友人はお昼に封筒の到着確認の電話をするとやはり届いていないとの事。
火曜日。到着確認の電話をすると「本日担当者はお休みを頂いています。各担当の郵便物の確認は行えません」
はい。友人ブチ切れです!笑
友人が言うには最初、管理会社は郵便物の確認を行おうともせず、さらには担当から引継ぎは何も受けていないということで、ここからまた友人がお説教したそうです。
結局、強く言ったら郵便物を確認したそうで、封筒は届いてたそうです。
水曜日。お昼になってもお金が振り込まれておらず友人は管理会社に電話します。
友人:「引継ぎもしてないし、お金も振り込まれていないし。どういうこと?」
管理会社:「引継ぎの件は大変申し訳ありません。お振込は法人のため手続きに時間がかかるので月曜日になります」
また友人がキレました。笑
友人:「領収書が届きしだいスグに振込むって言っただろ!」
管理会社:「すぐということで月曜日にお振込にいたします」
友人:「それはスグって言わねーだろ!!」
と友人は終始お怒りだったようです。笑
友人が不動産会社から受け取った賠償額とその内訳
月曜日。友人のもとにお金が振り込まれたようです。その内訳です。
- カギ交換代:1.5万円
- 駐車場代:千円
- レンタカー延長料金:千円
- 合計:1.7万円
さてこの金額についてみなさんはどう思いますか?
友人はもっと請求したかったそうですが管理会社との話し合いでこうなったそうです。
前回の「引越しトラブルで意外に多いカギのトラブル」でも書きましたが私は4万円の請求が妥当と考えていました。
ではなぜ?友人が請求をうまく出来なかったのかを考えてみましょう。
交渉ごとで必ず押さえておきたいポイント1。根拠ある請求
友人が請求をうまく出来なかったポイントは大きく2つあります。
まず一つ目は「損害を受けたという根拠をまったく示していない」。
友人は終始、誠意を見せろ!誠意を見せろ!の繰り返しでた。
気持ちはわかりますが、そんな曖昧な表現ではいけません。
なぜなら相手が精いっぱいの誠意を行いました。といえばそれまでだからです。
相手が満足する誠意なんてものを他人がどうやって理解することができるのでしょうか?
企業が相手に納得されるまで誠意をみせるなんてことをしていては、近頃話題になったモンスタークレーマーにお金を要求されるなんてことに巻き込まれるのです。そのため個人が企業に賠償請求を行う場合は「誠意」ではなく具体的な金額の提示と、その根拠の説明をするようにしましょう。
交渉で押さえておきたいポイント2。決裁権のある人と交渉
二つ目「決裁権のある人とやり取りをする」
今回、友人がやり取りした管理会社の社員は決裁権を持たない人でした。
社会人の方でしたらわかると思いますが交渉事では決裁権のある人と話をするのが、いちばん話をスムーズに進める方法です。
決裁権を持たない人が間に入る事で情報がうまく伝わらなくなるので交渉事は必ず決裁権のある人とする事です。
交渉で押さえておきたいポイントの補足。やりとりはメールで
友人は怒りをぶつけたいがために常に電話で話をしていましたが、これは大きな間違いです。
小さなことであればもちろん電話で問題ありませんが、こういたトラブルの時は必ずメールでのやり取りを行い記録が残るようにしましょう。
電話でも記録が残るものであれば構いませんがメールのほうが簡単に済ませることができます。
友人の件でいうと振込み日時や請求できる範囲など具体的に決めておけば証拠も残るのであんなに怒らずに済んだと思いますね。笑
まとめ
友人は管理会社に不信感をいだきネットで「○○ 評判」で検索してみたそうです。
結果、出てくる出てくる批判の書き込み。笑
なんでこんな会社が生き残って行けるのかと思う不思議な不動産会社ですが理由は単純明快です。
そんなやり方でも儲かるのが不動産業界なのです。
本来であれば、この管理会社の名前を書きたいところですが身バレが怖いので書きません。笑
このように不動産業界には入居者を舐めた会社が山のように存在しています。
みなさんも部屋だけではなく、その部屋を管理する管理会社、大家さんに注意して部屋を借りるようにしてください。