いま住んでいる所は気に入ってはいるけど、何となく引越ししようかと検討中の方は必見です。
居住中の部屋が家賃を下げてくれるかもしれないポイント、下げてもらう方法をまとめてみました。
借りている部屋が家賃交渉しやすいかどうかを確認
まずはあなたの住んでいる建物が分譲賃貸かどうかです。
建物すべての部屋を同じ大家さんが管理していれば一般的な賃貸住宅です。
部屋毎に違う大家さんが管理しているのであれば分譲賃貸です。
そして家賃を下げてもらいやすいのは圧倒的に「一般的な賃貸住宅」です。
分譲賃貸では部屋毎にオーナーが異なるので他の部屋が安いからといって、じゃあこちらも下げますという必要が無いのです。
他の部屋の家賃を調べて家賃交渉の準備
「一般的な賃貸住宅」で大家さんに家賃を安くしてもらう一番効果的な方法は、他の部屋の家賃は安いという証拠を提示する事です。
そこで一番、手っ取り早いのは両隣の方に家賃を聞くのが一番です。
多くの物件では、両隣が同じ間取りという事が多いですが違う場合もあるので気を付けましょう。
また安い家賃で入居した方は、ほとんどが大家さんから他の入居者には教えないでという事を言われます。
そういった場合、両隣の方は本当の家賃を教えてくれません。
しかし、そもそも両隣の方と話す機会がある方は少ないと思います。
そうなると自力で、いま住んでいる建物の他の部屋の家賃を調べなければいけません。
そこで、必要になるのがネット検索です。
今回、調べるのに使用するサイトは
【スーモ】【ホームズ】【ヤフー不動産】で、この順番に調べてみましょう。
入力する検索条件は
【最寄駅】【駅徒歩】【家賃】【間取り】【所在階数】
恐らくこの条件で探すと多くの物件がヒットしてきますが、それで大丈夫です。
次に物件の表示順を住所ごとに変更しましょう。
あとは簡単ですね。自分の住所があるページを見て行きましょう。
今はほとんどの物件で外観写真が載っているので、外観を見ればすぐにわかるはずです。
万が一、無ければ家賃を少しずつ下げて検索してみましょう。
それでも無い場合は部屋を借りる時に利用した不動産会社のホームページか、現在家賃の振込先が ○○不動産などであればそちらのホームページを見てみましょう。
その後、検索して出てきたら間取り所在階数を確認してみましょう。
その時の注意点としては
- 間取りは同じでも所在階数が違う場合は元々 1階ごとに 2千円程度の差がある
- 角部屋でほぼ一緒の間取りの部屋も元々 2千円程度の差がある
これは説明しなくてもご存じかと思いますが所在階数、角部屋は家賃の設定が変わります。
検索して出てきた部屋が、あなたの部屋より上の階、角部屋で家賃が安ければ、あなたの家賃を下げてもらえる大チャンスです!
家賃交渉の方法と家賃交渉に応じてくれやすい時期
他の部屋が安く募集されている事がわかればスグに「家賃交渉」をしてみましょう。
他の部屋は安く出ているので私の部屋も安くしてください!と。
運が良ければ来月から家賃減額という事もあります。
しかし実際には更新時でないと家賃の減額を認めない事が多いです。
そのため家賃交渉は更新時期が近づく頃に行うのがベストです。
大家さんが家賃交渉に応じてくれやすい条件
違う部屋での事件・事故
事件・事故の内容によると思いますが、家賃を下げてくれる場合もあります。
変わった隣人
引越すほどでもないが、ちょっと嫌な隣人に当たる事もあります。
そんな時は大家さんに家賃の相談をしてみましょう。
住めるけど不満がある場合
常にベランダにハトが来る、泥棒、下着泥棒の被害など。
大家さんが対策をしてくれないようであれば家賃の相談する事をオススメします。
まとめ
一般的な賃貸物件で築年数が 6年~30年経過した物件は頻繁に賃料改定を行う事が多いです。
それは現在、空き住戸が年々増加しており空室が出た場合、大家さんも入居者獲得の為に家賃を下げざるを得ないのが現状です。
しかしだからと言って入居年数が長い入居者に家賃を下げますなんて事を大家さんは絶対に言いません。
大家さんも慈善事業で部屋を貸しているわけではなく、あくまでも商売として行っているのです。
そのため家賃の減額については必ず入居者自らが交渉をする必要があるのです。
少し話はそれますが、私は 7万円の同じ部屋に 10年間住みました。笑
もちろん家賃は 10年間ずっと 7万円のままでした。
交渉すればよかったのですが・・・やはり面倒だったので・・・。
そして最近、10年ぶりに引っ越しをして以前の住まいを調べてみました。
家賃は 6.3万円まで下がっていましたが 3ヵ月経っても検索サイトに出ていたので、まだ決まっていないのだと思います。
私が入居した当時は家賃 7万円というのが適正だったかもしれませんが何年か住んだ時点で家賃交渉をしておくべきでした。
家賃交渉をしておけば、その時の適正家賃に変わっていた可能性が高いですからね。
このように言わなければ損をするのは入居者です。
私と同じように、いつまでも同じ家賃を払い続けるのではなく定期的に大家さんに交渉して損をしない賃貸生活をおくりましょう。