今回は関東のとある賃貸アパートについて
「今思うと長年住んでいたあのアパートは事故物件だったかも…」というタイトルで、どんなところが一番最悪だったのかを教えてもらいました。
生まれてからずっと同じアパート暮らしだった我が家
現在33歳今年結婚をして主婦になりました。
入籍後落ち着いた生活になり、新しい土地にも慣れてきたころになります。
私は結婚して都内に来るまでのあいだ一つの県にずっと住んでいました。
関東圏です。
我が家の父と母は私が高校生の時に離婚をしていますがそれまで生まれてからずっと同じアパート暮らしでした。
我が家は昔から裕福な家庭ではなかったので家賃も当時で確か3万ちょっと間取りは狭い和室が2部屋と本当に狭い台所と和式便所。
お風呂はもちろんついてなかったです。
思春期の時期などは部活動もしていた私にとってお風呂なしというのは結構しんどいものがありました。
汗を流したくて仕方なく銭湯もまだ空いていない時間なら台所の流し台で髪を洗っていたものです。
生活は日々、大変でしたがそれでも当時は家族仲も良く自分を不幸だとかは思っていませんでした。
けれど夜な夜な天井裏ではネズミがリレー大会を繰り返していました。
私が寝ている位置から見える女の人の顔は気のせい?
そしてネズミのリレー大会が激しい日に限って私はいつも嫌なものを見つけてしまうのです。
それは一つの部屋で家族川の字で寝る時の私が寝ている位置から見える女の人の顔。
きっとそれは天井の木目の模様や組み合わせが当時子供であった私には女の人の顔に見えていたのかもしれないなとも思うのですが日に日に顔が寝ている私に近づいてくるような感覚、女性の顔が大きくなってきたような気がしてたまらなかったのです。
そんな日々が続いたある日私は幽体離脱というものに近い体験をしました。
長年住んでいたあのアパートは事故物件だったのでは…?
そこから始まった金縛りの毎日。
それにともない父と母の関係が悪化してきたのです。
子供ながらにしつけには厳しいけれど愛情深い父親という印象が一気に変わっていきました。
絵に描いたようまるで昼ドラでもみているかのような家庭へと崩壊していったのです。
物や包丁も飛んでいたし血も見ました。
母がやっとの思いで父と離婚出来たころには母も私も幼い妹も父以外の家族は心に深い傷ができてしまいました。
実は我が家がすったもんだ昼ドラ劇場のさなかアパートのお隣さんの家族のうち2人が亡くなって、それからわりとすぐに我が家の下の階のご家族も息子さん1人を残したほかの方全員なにがきっかけなのかさだかではないのですが亡くなられたのです。
私は現在33歳ですしあの頃から15年以上たっているので当時の傷も癒えてきていて母と妹と「あの頃は大変だったよね。」などとたまに話すのですが最近知ったのですが、あの頃私が頻繁に金縛りに苦しんでいた時期、母と妹も同じだったようです。
そしてさらに怖いのが金縛りにあうと3人きまって同じ映像をみていたようです。
例えづらいのですが紫の大きな渦に吸い込まれていくような映像でした。
そしてその映像をみたあとから次々と隣人さんが亡くなっていったみたいです。
その頃から父の様子もおかしくなっていってとても大変だったことを考えると長年住んでいたあのアパート自体がなにかの事故物件だったのではないかと思わずにはいられません。