不動産賃貸営業マンを辞め、今は別の職種で働いている私ですが最近友人の引越しを手伝う事になり、そこでまさかの引越しトラブルに遭遇しました。
今回は入居直前に起こった引越しトラブルについてです。
新居に引越しをしようとするがオートロックが開かない
友人は男で、新しい部屋に引越すので手伝ってほしいとのことで私が手伝う事になったのです。
ひとり暮らしなので荷物は少なく引越し先も近いため引越し業者には頼まず自分たちでレンタカーを借り引越しをする事になりました。
朝11時からレンタカーで軽トラックを借りて、いざ荷物の搬出です。
残念ながら軽トラック一回で運び出せる荷物の量ではなかったので二往復することにしました。
どんどん荷物を積み込み引越し先へ向かい到着しました。
引越し先はオートロックになっているので友人にオートロックを開けてもらい荷物を運び入れることにします。
オートロックを開錠しようとする友人。
ガチャガチャ。
あれ?開かないんだけど。
引越しトラブルでカギ屋を待つこと3時間
私は元不動産賃貸営業マンだったこともあり、このようにオートロックが開かないなんてトラブルは何度も経験してきました。
その原因の多くはカギとカギ穴のかみ合わせが悪く、うまく回すと開くといったケースが多いのです。
そこで今度は私が試してみます。
ガチャガチャ。
やっぱり開きません。何度やっても開きません。
ここで友人が管理会社に電話してみることに。
すると、そんなハズはないのでもう一度オートロックを確認して頂き万が一ダメなら他の入り口のドアも確認してみてとの事。
渋々、オートロックを開けようとカギを回そうとしますが、もちろん回りません。
指示通り他の入り口を探して、駐輪場からの入り口、裏口のような場所のドアを開けてみる事に。
ガチャガチャ。ガチャガチャ。
やはりドアも開きません。もうこうなるとお手上げです。
友人が再度、管理会社に電話をしてみると友人のマンションのカギ交換を行った業者を手配をしたのでお待ちください。との事。
時間は?
3時間後くらいです。
友人は怒っていましたが怒ってもカギが開くわけでもないので、とりあえず昼食とって、ひたすらカギ屋の到着を待つことになりました。
カギ屋さんは悪くないが何気ない一言で友人が激怒
待つこと3時間。カギ屋さんが到着し、友人はカギ屋さんとカギを開けに向かいました。
私は現場についていかなかったのですが、友人が言うにはカギ屋さんが
「この○○シリーズ(友人が住むマンション)はこの辺に多いですからね~間違ったんですかね~」
これに友人が激怒したそうです。笑
「それをしっかり行うのがあんた達の仕事だろ!」とだいぶ怒っていましたが、とりあえずレンタカーの延長料金もあるので引越しを開始します。
結局、引越しは夜7時前くらいに終わりましたが友人は終始、怒っており請求できるものは全て請求する!と言っていました。
物件管理会社の指示ミスが後々に大きな問題に
これが今回の引越しトラブルです。
ここで今回のトラブルのポイントを整理してみましょう。
今回のトラブルで、ポイントとなるのは管理会社の指示が適切ではなかった点です。
カギ屋が来てわかった事ですが、実は建物の入り口のなかで私達が気付かなかったドアがあり、そこだけは友人が持っていたカギでも開き部屋もそのカギで開いたそうです。
つまり友人の持っていたカギは部屋と建物の一部のドアだけ開けれたということなのです。
この事を考えると管理会社が建物入口の全てのドアをしっかり把握して私たちに案内さえできていれば、中に入れて引越しができていたと考えられます。
また、これは物件によってですがオートロックを開錠する番号というのがあり、これを教えてもらえればオートロックを開錠出来たと思います。
しかし友人の管理会社はオートロックの解除番号は教えられないの一点張りでした。
引越しトラブルに遭ったら適正な金額を請求すること
そこで友人は怒って管理会社に請求できるものは全て請求するという決意をしたようです。
まず実際にわたしたちが支払った余計な出費というのはレンタカーの延長料金、駐車場代でした。
最初に管理会社はこれらの金額であれば支払うという事でしたが、その金額わずか3千円程度です。笑
それに怒る友人。笑
友人は、誠意を見せろ!なんていっていましたが、ヤ○ザじゃないんですから皆さんはこんな要求は止めましょう。笑
最近は逮捕者が出ているクレーム事件などもありますから。
こういった時は自分が受けた損失を具体的にかつ論理的に相手に提示することが重要です。
今回の件でいえば余計な出費、時間的損失、賃貸借契約を結んだのにも関わらず部屋を使用できない損害です。
余計な出費はレンタカーの延長料金、駐車場代です。
時間的損失は友人と私の引越し作業時間です。
ちなみに某引越しサイトで引越し時間の延長料金を調べてみると作業員1人で60分3240円との事でした。
これを今回のケースに当てはめると私たちふたりで3時間待ったわけですから
3240円×3時間×2人=19440円
となるわけです。
次に賃貸借契約を結んだのにも関わらず部屋を使用できない損害は、一日分の賃料。
そして友人はカギ交換代を支払っていたがオートロックが開かないという事はカギ交換を確実に行っていたか不明なため、カギ交換代の1万5千円の返金。
これらを合計すると約4万円程度になります。
わたしならこの金額を管理会社に要求しますが、友人はどこまで要求しているかわかりません。笑
この話は現在進行中のため近いうちに結果をお伝えできると思います。
完結篇はこちらです。「不動産会社の非常識な対応に怒った友人が受け取った賠償額」
まとめ
私は、この管理会社のことを知っていましたが友人に説明すると面倒だったので特に話はしていませんでした。
なぜなら私のなかで、この管理会社のイメージが良くないためです。
しかし普通に借りるぶんには全く問題ない会社だったので友人には伝えずスルーしていましたが、まさかこんなトラブルが起きるとは・・・。
今回のトラブルを読んで頂いたかたの中には、あまり気にされない人もいるかもしれませんが、それはダメです。
不動産会社には大きな金額を支払っているのです。それなりにしっかり働いてもらわなければなりません。
いまでも多くの不動産会社では、殿様商売のような意識で活動をしておりサービス業という意識がまったく欠落している会社が多くみられます。
こういった不動産業界の意識を私たち借り手が指摘をして正していかなければいけません。