今回は東京都中野区の賃貸アパートについて
「格安物件はネズミ、羽アリ、困った隣人と大変な目に遭った…」というタイトルで、どんなところが一番最悪だったのかを教えてもらいました。
住み始めは平和だったが…ネズミが天井裏に住みつき…
42歳の自営業、女性です。
以前住んでいた、中野(東京都)のアパートはなかなかすごい物件でした。
そもそもは、古くてもいいから安くてちょっと広い部屋に引っ越したいな、と思って、探し回って、不動産屋さんにも「中野で、この広さで、この家賃(6万8千円)は、他にないですよ」と言われて、決めた部屋でした。
かなり古いとはいえ、商店街のすぐ近くの2K、しかも、狭いけど庭付き。
条件的には素敵でした。
引越してしばらくは平和だったんです。
でも、しばらくして、天井裏から足音がするようになって・・・そう、ネズミが住みついてしまったのです。
最初は、足音だけだったのですが、だんだん数が増えたようです。
キッチンにも侵入しはじめ、もう、食べ物を置いておくと片っ端から食べられてしまうようになりました。
お野菜はもちろん、パスタとか結構固いものでもおかまいなし。
それから数日後、お風呂に入ろうとしたら、石鹸にかじられた跡があって、とうとうお風呂場にまで侵入したことがわかりました。
それに、よく見ると、部屋のあちこちに黒い筋状の汚れがついているのが見つかりました。
どうやらヤツらの歩き回った跡のようでした。
ネズミに続き今度は羽アリまで出るようになり…
仕方ないので、あちこちに粘着シートのネズミ取りを仕掛けたところ、取れること、取れること、1日に3匹もまとめて取れたこともありました。
でも、それでも減らないんです。
取っても取っても、相変わらず走り回る足音はやまず・・・全部で一体何匹いるのか、想像するだけでぞっとしました。
追い打ちをかけるように、ある晩、お風呂場の扉を開けたら、中に大量の羽アリが。
見たら、柱に穴が開いていて、そこからアリたちが続々と出入りしているのでした。
いつの間にか、柱がアリの巣になっていたわけです。
殺虫剤を吹きまくって、大量殺戮を図りましたが、その日は結局お風呂はあきらめました。
唯一の救いは、その日お風呂場のドアを閉めてあったこと。
もし開いていたら、家じゅう羽アリだらけになっていたに違いありません。
とどめは別の部屋に挙動不審な中年男性が引っ越してきた…
さらに同じころ、別の部屋に挙動不審な中年男性が引越してきました。
あまり具体的には書けませんが、一人でウロウロして、たまたま通りがかった私にも意味不明な言葉をかけてくるようになりました。
しばしば私の部屋のドア近くにいたりするので、ちょうど帰宅時間に当たってしまうと、彼のすぐ脇で玄関の鍵を開けることになってしまうので、わざと時間をずらしたり、近くまで来て「あ、いる」と気づいて、商店街の方に引き返したこともありました。
同じ建物の住民ですから、警察に相談するのも難だし、どうしたものか・・・。
さすがの私ももう限界。
引越を決めました。
後日談のようになりますが、荷物を運びだした1週間後、契約は月末まで残っているし、いちおう最後に掃除をしようと思って部屋に行きましたところ、お風呂場のアリの巣になって穴の開いた柱には、そのまま上からベニヤ板が打ちつけられていました。
きっと、そうとは知らずに私の次に入居した方は、翌年また羽アリたちに遭遇したのではないかと、同情しています。
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