今回は大阪市西成区のアパートについて
「雨漏りが酷く雨が降ると雨漏り対策が必要なアパート」というタイトルで、どんなところが一番最悪だったのかを教えてもらいました。
築45年だが築年数の割には比較的綺麗なアパート
40代男性。
むかし親元を離れて一人暮らしをする事になったのですが、経済的に出費を抑えようとなるべく安い住まいを探していました。
不動産業者を数軒回り、家賃の上限を4万円と決めて探していたのですが、希望する条件に近い物件があると言われ、業者の方と一緒に物件まで訪れる事になりました。
場所は大阪市西成区にある2階建てのアパートだったのですが、築45年が経過をしている物件でした。
外壁は最近やり直したばかりらしく白い塗料が塗られていましたので、築年数の割には比較的綺麗なアパートに見えました。
窓も数年前までは木製の窓が設置をされていたのですが、全室に渡りアルミサッシに交換がされており、安全面と使い易さを改善済みだと教えていただきました。
アパートには屋根が無く屋上になっており、洗濯物を干したり出来るスペースが設けられていますし、プライベートでも自由に使って良いと言うことでした。
一人暮らしで申し分無い生活が出来て家賃が3万5千円
続いて室内を拝見させていただく事になったのですが、アルミ製のドアを開けますと直ぐ側にキッチンスペースがあり、広さは狭いのですが一人で使うには十分なスペースがありました。
続いてその隣にはバスが設置をされていたのですが、大きさは広いとはとても言えず、畳一畳分ぐらいのスペースをバスと洗い場に半分に分けた感じで狭いです。
おまけに窓がありませんでしたので少々圧迫感のある空間でした。
そして肝心な部屋ですが、6畳と4畳半の二部屋が設置をされており、それぞれ畳のお部屋とフローリングのお部屋でしたが、仕切りになっている開き戸を取り外すと10畳ほどの広さで使う事が出来ますので、想像以上に広く使える空間に早変わりします。
新今宮駅にも近くて交通の便も良いアパートですが、これだけの広さがありましたし、一人暮らしで申し分無い生活が出来て家賃が3万5千円だったのです。
安いにも程がありますし十分に生活が出来ると思いましたのでその場で契約をする事に致しました。
大雨が降り隣の4畳半の部屋から何やらポタポタと音がする…
契約も無事に済み新しい生活が始まったのですが、半年を経過した頃に大きな問題が起こったのです。
大雨が降っている時だったのですが、隣の4畳半の部屋から何やらポタポタと音がするのです。
最初は雨がトタンに落ちている音かと思いましたが、次第に乾いた音に変化をしたので見に行ってみたのです。
すると天井からポタポタと雨が漏りだし床一面が濡れているのです。
一瞬で雨漏りだと思い呆然としてしまいました。
直ぐ側にはテレビもありますしショートをしては大変なのでタオルで覆い、とりあえず鍋とかフライパンで雨水を受ける事にしました。
その後、大家さんに報告をして見て頂きましたが、屋根が無い屋上付のアパートなので階下の下の部屋に雨漏りをしてしまったという事でした。
数年前にも修理をしたそうですが、良く見ると天井には塗り直した後があり、以前にも雨漏りがあったことが手に取るように分かりました。
補修をして頂いたのは、その5日後でしたが、その日まで毎日のように雨が降っており、雨水を受ける為に鍋を置いたりして大変なアパートでした。