最高の物件!が入居前のチェックでまさかのトラブル発生


全国各地で起きている賃貸住宅に関するトラブル。

今回のトラブルは入居前のチェックで発覚したトラブルについてお話を聞かせていただきました。

そして元不動産賃貸営業マンの私が今回お話を聞かせていただき感じた大事なチェックポイントについて書いてみました。

2年に1回の頻度で引越しをする引越しマニアだった私

初めまして、私は現在は35歳のサラリーマンです。

現在は3年前に分譲マンションを、購入して住んでおり賃貸マンションでは無いのですが、現在の分譲マンションを買うまでは2年に1回位の頻度で引越しをする引越しマニアでした。

まず、初めて住んだ賃貸マンションは高校卒業して社会人としても世の中に出たのでそれでは、という事でワンルームマンションに住みました。

そのワンルームは駅からも近くとても気に入って住んでいたのですが、生活をするにつれ、荷物が増えた事もあり、引越し、そして2DKの部屋へその部屋もすごく気に入っていたのですが、当時付き合っていた彼女と同棲しようと言う話になり、初めはお互いノリで話していたのですが、付き合う期間が長くなるにつれて、現実味を帯びてきて、まずは2人でお金を貯めようという事になりました。

そして、2人で目標を持ち、1年間頑張って同棲のための資金を貯める事が出来ました。

チェックポイント

お二人で同棲のためにお金を貯めるなんてなんて立派なカップルなのでしょうか。う、うらやましいですね。笑

さて賃貸の話に戻しますが、この男性のように引っ越し大好きな方って結構多いんですよね。2年毎に引っ越しをして、よくそんなに引っ越し代があるな~なんて感心しますよね。

私が不動産賃貸営業マンとして働いていた時代も2年毎に引っ越しをしているお客様というのはよくいて、なぜそんなに引っ越しをするのかということを聞くと「飽きる」という回答が圧倒的に多かったです。

私も「飽きる」という気持ちはわかりますが、それよりも引っ越しの準備の面倒さが上回ってしまい、面倒だから今の部屋でいいやと思ってしまうタイプですが、みなさんはどうでしょうか?


賃貸の魅力はいろいろな所に住めるという点です。マンションや戸建てを購入した場合、多くの人は一生を住む前提として考える方がほとんどです。

しかし賃貸なら飽きた、イヤになったで引っ越せますからね。

一度きりの人生です。いろいろな所に住んでみるのも楽しいものですよ。

やはり都心に近いと家賃が高い…

しかし、実際の賃貸マンションの物件を見てみないと幾らお金が掛かるのかがわからないという事で、ここでやっと不動産屋さんに行く事になりました。

この時に、過去に私自身がワンルーム、2DKの部屋を借りた時にお世話になった人にお願いすれば良かったのですが、今回は同棲と言うのもあり、2人にとって便利な立地の所で住もうという事になっていたので、今までとは違ったエリアで探す事にしたのでその地場の不動産屋さんで探してもらう事にしました。

今まではどちらかと言うと都心から離れた場所に住んでいたのが、そこから都心に少し近づく事にしたかったので、部屋を探してもらってもやはり家賃がその分高くなります。

もちろん、わかってはいたのですが、やはり家賃が高い。

チェックポイント

その通りですね。東京23区で都心に近いエリアは本当に家賃が高いです。駐車場代だけで月5万円を超えるところもありますからんね。どうかしてますよ東京は。

それでも借りる人がいるのですから、みんなどれだけ稼いでいるんだよ!と不動産賃貸営業マンをしていた時はいつも思っていました。

そして、そう思う理由は業務上お客さんの年収を知ることができたからだと思います。入居を希望されるお客さんがいると入居申し込み書に年収を書いてもらいますからね。本当にいろいろな職業のかたの年収を拝見させていただきました。

そんな中、収入が高い人は純粋にスゴい!と思いますが年収が低い方もいるわけです。


進学で地方から息子さんと父親のお二人で部屋探しにご来店いただき、息子さんが希望する部屋を借りていただくことができたのですが、父親のほうは明らかに乗り気ではない様子でした。

しかし息子さんが、どうしてもここが良い!というのに負けてその部屋を申し込んでいただくことになったのです。

そして父親が乗り気では無い理由が、ここでわかるのです。

入居申し込み書に書いていただいた年収が家賃を払える年収はもちろんありますが、他にもお子さんがいて、さらにこの息子さんは専門学校への進学ということで学費を支払うことを考えれば生活は非常に大変になるはずと…。

そんな事も知らずに、憧れの東京で一人暮らしをしながら学校に通えると喜びハシャいでる息子さん…。

私は心の中で叫びました。

「バカ息子が!」と。

東京でも、もっと家賃の安いところから学校に通って親や兄弟のことを考えてやれんのかと。自分だけよくてどーすんるんだ!

と内心は思いましたが仕事をしている以上、そんな事は言えません。心の中に終っておきました。


この息子さんは父親の年収なんてまったく気にしていませんでしたが、部屋を借りるときの連帯保証人を親になったもらうときに初めて親の年収を知る人は多いと思います。

初めて親の年収を聞いてスゲーと思う人もいれば、なんだか切ない気持ちになった人もいるかと思います。

私は初めて親の年収を知った時は切なくなってしまったほうだったので、余計にこの息子さんに対して強く思ってしまう部分がありましたね。

不動産屋さんのイチオシ物件は間取りも立地も最高!

数件、部屋を見せてもらいに行ったのですが、やはり家賃が高くこれは少しきついな、という感じの部屋ばかりでした。

ですが、1年間2人で同棲に向けてお金を貯めてきたのもあり、簡単に諦めるのは嫌だという事で根気よく部屋探しを続けていました。

すると部屋探しから2ヶ月後、何と2人の理想の部屋が空いたとの不動産屋さんからの連絡が、そして私たちは急いでその部屋を見せてもらう事にしました。

すると不動産屋さんが一押しするだけあり部屋の間取りも立地ももう申し分ありませんでした。

そして問題の家賃も安くは無かったですが何とかなる範囲に収まっていました。

落書きされていた壁紙は入居する時には交換されているはずが…

しかし部屋の中を見渡すと、どうやら以前住んでいたのは小さな子供がいる方が住んでいたようで部屋中の壁紙は落書きだらけですが、不動産屋さんに確認した所、部屋の壁紙は全て変更するいう事だったので安心してそのまま入居の手続きをしました。

そして入居の1日前に新しく購入する家具の配置の確認をするために再度部屋を見せてもらう事にしたのですが、部屋に入って驚いたのですが、何と部屋の壁紙は全く新しくなっていなく落書きだらけのままだったのです。

そして不動産屋さんからオーナーに確認してもらうと、その答えに驚愕したのですが現状引き渡しで入居者が自身で壁紙を変える物件だというのです。

それには非常に驚いたのですが、契約の時に口頭では不安だという事で、不動産屋さんに直筆で入居条件の欄に壁紙を新調後に入居と記載して貰っていたので、結局入居は一週間遅れましが、壁紙の変更代は不動産屋さん持ちで無事に変えて貰う事が出来ました。

チェックポイント

トラブルはありましたが入居できて良かったですね。

このトラブルについてですが、まずこういった物件があるのか?ということですけど数は少ないですがあります。

通常は大家さんが壁紙を変えて入居者に引き渡す物件がほとんどですが、たまにいるのです。こういった大家さんが。

ただ今回の件だと壁が落書きだらけで直すのがイヤになったのではないか?と思われますね。

賃貸で壁が落書きだらけというのも中々聞きませんからね。笑


それにしても男性の機転は完璧ですね。

もし口頭のみでの約束だったら確実にトラブルになっていましたからね。

みなさんも部屋を借りるときの口約束は絶対に止めましょう。契約書への記載かメールなど証拠として残るものに記録するようにしましょう。


今回は契約書に記載があったので対応してもらえていましたが、私が不動産賃貸営業マンの時にあった似たようなトラブルは下記のものがあります。

・カーテン撤去の有無
お客さんは内見時に付いていたカーテンを使いたかったが大家さんが入居前に撤去してしまった。

・入居前に再度、清掃の希望
室内クリーリング後だったが汚れが気になるところがあり大家さんに掃除を希望して了承。その後、大家さんが清掃を忘れていてトラブルに。

・前入居者の残置物
前入居者が置いていったものを次の入居者はいらないということで大家さんに入居までに撤去を希望。大家さんが撤去を忘れていてトラブル。

これらは本当によくあることなので、みなさんも記録として残るもので不動産屋とやりとりをして、トラブルに巻き込まれない防衛策をとるようにしましょう。


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