全国各地で起きている賃貸住宅に関するトラブル。
今回は新潟県の賃貸で起きた騒音トラブルについてお話を聞かせていただきました。
そして元不動産賃貸営業マンの私が今回お話を聞かせていただき感じた大事なチェックポイントについて書いてみました。
引越しを何度もしてきた私が体験した騒音トラブル
私は新潟県在住44歳男性、営業職をしています。この経験談はすべて新潟県内で私が経験した内容です。
私は賃貸住宅にかれこれ15年以上住んでいます。
その中で引越しも5~6回ありますので、実際住んだ部屋の種類もそれだけの数があります。
やはりその数だけ様々なトラブルがありました。中でもいちばんのトラブルになりやすいのは、やはり隣近所との騒音のトラブルかと思います。
チェックポイント
まさにその通りです。共同住宅(アパート、マンション)で一番多いトラブルは騒音です。
しかし共同住宅でも分譲マンションのように部屋を購入して長く住む事を前提としている場合、隣近所との交流も多く賃貸の共同住宅に比べれば騒音トラブルが起きにくくなります。分譲の場合は建物がしっかりしていることで音が響きにくいというのもあるのですが・・・。
そして賃貸の共同住宅で騒音トラブル起きやすくなる原因は建物の問題と隣近所との交流がないためです。
建物の問題については、これはもうどうしようもありません。音が響きにく建物を選ぶしかありません。
問題なのは隣近所との交流がないことです。分譲マンションのように長く住むことを前提としていれば隣近所との交流は生まれますが、賃貸の場合は短い方だと1年程度で引っ越しをする人もいるので隣近所との交流は生まれにくいのです。
上の階の住人が、かかとからガツガツと歩いてウルサイ!
騒音ですので大体の場合上の階の足音や物音というのがほとんどだと思います。
私はいままでで2度、上の階の騒音に悩まされたことがありますし、下の階の住民にご迷惑をかけたこともあります。
まず上の階の騒音の原因は足音です。
人の歩き方で、かかとからガツガツと歩く人いますよね。
そういう歩き方をする住民が上の階に住んでいてその人が歩くたびにガツンガツンと大きな音が響くのです。
私は集合住宅ですと、とにかくトラブルは避けて通りたいと思うほうで(だいたいみなだんそうだと思いますが)とにかくその騒音が起こるたびに我慢してやり過ごそうと思いとにかく我慢をつづけました。
すると運良くといいますかその上の住民はその1年後に引越しをして部屋を出てゆきました。
チェックポイント
みなさんは、このかたと同じような体験をしたことがありますか?
そしてこの歩く音については気になりますか?それとも我慢できなくなりますか?
私は気になりません。といえば少しウソになりますが、そこまで気にしません。
なぜ?気にしないのか?
答えは簡単です。そんな床や壁が薄い建物を選んで住んだのですから。
イヤなら引っ越す。しっかりとした造りのマンションに引っ越せばよいだけなのです。
この方には申し訳ないですがこの程度で気にするようなかたは、足音が聞こえやすい建物を選んではいけません。
上の階から頻繁にする何か物が倒れるような物音・・・
次は別の部屋ですがやはり同じく上の階の住人の騒音で今度は何か物が倒れるような物音が頻繁にするのです。
ドーン、ドーンというような。
やはりその時もとにかくトラブルは避けたいと思いその時その時でやりすごそうと思い我慢をしていました。
すると今度は私が仕事の転勤でその部屋を引っ越すことになり、その時もトラブルまでに発展せずに終わりました。
チェックポイント
これもよくある騒音トラブルですね。恐らく筋トレ、または何かの練習でもしているのでしょう。
深夜遅く、またはずっと同じような音が継続するようであれば問題ですが短時間であれば、音がしなくなるのを待ちましょう。
私が住人に迷惑をかけてしまったこともある・・・
そして自分自身が下の階の住人に迷惑をかけてしまったこともあります。
それはまだ自分が20歳くらいの頃、世間知らずで人の迷惑なども理解がまだできないような頃に夜の10時位に大きな音でステレオを聞いていてさすがに下の住人が怒鳴り込んできました。
まあその時は平謝りをして終わりましたが、その後その怒鳴り込んできたオジサンが外でばったり会ったりするといろいろ世間話をしてきてくれたり気を使ってくれました。
悪いことをしたのは自分なのに文句を言う人も気を使わなきゃいけないんだなとその時はすごくその人に悪いことをしてしまったと思った記憶があります。
チェックポイント
これはいけません。
でも騒音が原因でご近所付き合いが生まれましたね。こうなるとあのオジサンに迷惑だから大きな音で音楽を聴くのは止めようと思うわけです。
このブログで何度も書いていますがマンションやアパートは共同住宅です。共同で住んでいる住宅なので他の人のことを考えた行動をするようにしましょう。
住民同士の話し合いでの問題解決は難しい
あと騒音といえば案外きづかないのがアパートやマンションだと玄関の扉の開け閉めの音です。
これもけっこう閉めるときに無神経にドーンと閉める人がけっこういるものです。
特に古いマンションの鉄製の扉などは凄い音がします。
私はその経験もありますがその時はなんとなく大家さんにその件を伝えたらその後はなくなりました。
騒音のクレームってやっぱり、じかに住民同士で話し合いするのってそうとう難しいと思います。
チェックポイント
賃貸の場合、まさに住民同士でトラブルについて話し合いをして解決するなんてことは不可能です。
そこで登場するのが大家さんや管理会社です。その建物を管理する人が、どの程度の音を騒音と認めるか。大家さんや管理会社に判断してもらうのが一番なのです。
では例をあげると私が不動産賃貸で働いていたときに見てきた物件の中であったのが「夜8時以降の洗濯機の使用禁止」という物件です。
さてみなさん、このルールはどう思いますか?
「あたり前じゃん!」という人もいれば「早すぎでしょ?」と思う人もいるはずです。私はこのルールは、早過ぎ!と思いますが大家さんがダメと言っているのでダメなのです。
話を騒音トラブルに戻しますが、騒音というのは非常に判断が難しく、人それぞれで騒音への感じかたが違います。非常に神経質な人もいれば、まったく気にしない人もいます。
住人ひとりひとりの意見を聞いていては問題は解決しません。騒音かどうかは大家さんや管理会社が判断し、それに従うのです。
それに納得できないのであれば引っ越すか自分で騒音対策をするのです。