みなさん。こんにちは。
今回は私が以前勤めていた不動産賃貸という仕事や会社についてです。
不動産賃貸会社には 3年程在籍しましたが本当にいろいろな事を経験させて頂きました。
その中で感じた事、体験した事を書いてみました。
私がどうして不動産賃貸という仕事を選んだか?
ズバリ!
すぐに内定を頂けたからです!笑
単純!とても単純!
そうなんです。私は単純です。笑
仕事を辞めて次はどんな仕事をしようかな~と思い、いろいろ面接は受けてはみましたが
落ちる!
落ちる!
また落ちる!笑
そんな落ちてばかりいる内に金銭的に余裕がなくなってきました。
困ったな~なんて思っていると
ハローワークで自宅から近くの不動産賃貸会社の募集がありました。
しかもハローワーク経由で再就職すると私の場合、再就職手当が10万程度出るという事だったのでさっそく受けてみました。
いざ面接を受けてみると・・・
面接で当日合格!!
しかしこれはブラッ・・・
やめて下さい!笑
そのあたりがどうだったかは最後にしっかり書きますから。
結果、単純な理由で入社を決めた私ですが、もともと興味は有ったんですよ!
多少の興味は!
確かに再就職手当の10万円の魅力というのもありましたが・・・
とにかくです!
入社の理由も大事ですが、入社してからどのようになっていきたいかの方が私は重要だと思います。
「すでに辞めたお前がそんな事をいう資格はねえ」
み、みみ、みなさん痛いところを突きますね。笑
結論としては多少興味があり、すぐ受かったので働いてみたというとても安易な理由です。
不動産賃貸の給与はどれくらいか?
さて、みなさんが一番気になるであろうお金の話です。
私の会社は不動産賃貸の中でも給与は良かったと思います。
それはもちろん営業会社なので当たり前といったら当たり前なのですが契約が多い人ほど給与、ボーナスが高く昇進が早いです。
ただ、これも会社によりますね。
社風?会社の経営方針っていうやつですよね。
私が入った会社は面接当日に内定を頂けるくらいのアグレッシブな会社でしたので。笑
給与は良かったです。
ただ給与は良い分、契約が取れない人にとっては拘束時間が長いうえ詰められる。笑
さすがに怒鳴られるとかはありませんでしたが
「契約が少ないのによく休めるね」
このフレーズを何度言われた事か。思い出すだけでゾッとします。笑
そういった事もあり離職者の数はメチャクチャ多かったです。笑
まず一年以内の離職者が圧倒的に多いです。
もちろん契約を取れる人は続きます。向いていないと思う人は1年持たずに辞める人が多かったですね。
そこから 3年程度在籍すると自分の限界(私です)や社内への不満など、よくある一般的な理由で辞める人が多かったですね。
ここまで、悪印象しか与えていませんね。笑
でも決してそんな事はないんですよ!
契約が取れる人は歩合給をもらい、社歴や年齢に関わらず能力があれば出世できますから!
結果を残せない人は去るだけですから・・・
が、がが、外資企業みたいなものだと思ってください・・・笑
ただこれは私が在籍した会社はこのような経営方針であって、ほかの不動産賃貸会社ではそうでない場合も多くあります。
私が在籍した会社が、たまたまアグレッシブな会社だったということだけです。笑
では話を本題に。
私の会社の場合、役職なしで手取り20万程度、もちろん厚生年金、社会保険等は加入していました。
そこから歩合給 1万~20万程度が付きます。もちろん歩合ラインに届かなければえ手取りの給与20万円のみです。
そして半期の売り上げに応じてボーナスが支給され10万~150万円位の間くらいになります。
また役職ごとに基本給は上がりますが、その分歩合給の査定ラインが厳しくなります。
具体的な金額はあまり覚えてないのと、詳しく書きすぎると会社がバレてしまうのでこのへんで勘弁してください。
私の会社はとにかく年齢、社歴に関係なく売り上げさえあげれば給与が上がるので
仕事が出来る人にとっては最高の環境であり、仕事が出来ない人にとっては最悪の環境です。
なのでブラックとは思いません。ただ極端な会社ではありました。笑
不動産賃貸の主な仕事内容
私が在籍していた不動産仲介会社の仕事内容について説明したいと思います。
まず土日は基本、接客です。だいだい接客、ご案内、契約の繰り返しで一日が終わります。
そして平日の場合、午前中は契約処理など。
午後は新規の物件調達といって、今まで取引の無い大家さんの開拓です。
大家さんの開拓といっても、空いている部屋の大家さんを探しピンポンを押して部屋を紹介させて下さいというお願いをするだけです。
この新規大家さんの開拓もボーナス査定の一部となっています。
また、その一環として新築物件を建てる大家さんと取引ができればボーナス査定が一気に上がりします。
やはり新築物件は売り上げが、ほぼ確実に見込めるので会社として非常に重要視している査定部分になるのです。
休日は水曜日が会社の定休日で、他に希望の平日を一日休みとして週休 2日でした。
ただしこれは求人票の表記上のものです。
責任者に
「契約が少ないのによく休めるね」
なんて言われた日には・・・もうおわかりですよね?笑
水曜日(定休日)であれば会社自体が休みなので休めるのですが希望曜日の休日は・・・。
いやいや!ブラック企業ではありません!
私の売り上げが低いのが問題だったのです!笑
でも契約が面白いように取れて歩合給が付くとわかると、これが楽しいんですけどね。
契約が取れないと、とにかく辛いですね。
仕事をしていて私が一番嬉しかったのは、もちろん給与をたくさんもらえた事ですが
仕事の楽しみとしては、
とにかくいろいろな業種の方の話を聞けるという事
各業種の給与を知れるという事
芸能関係、官庁職員、教員、医師、大手企業役員、夜の仕事の方、生活保護の方など普通に生活を送っていたら知り合うことが出来ない方と話をする事が本当に面白くも楽しくもありました。
各業種の給与は「こんなに!?」という方もいましたし、もちろんその逆の方もいました。給与というのは業種によって全く異なるというのを改めて思いしらされました。
余談ですが不倫、愛人の方には、よくご来店頂きました。笑
世の中、不倫、愛人をされている方って非常に多いです。
ご来店頂き、そのような関係を言ってくれる方はいいのですが、言わない方は面倒でしたね。笑
お客さんの察してくれという気持ちは非常にわかるというか、ご来店頂いた時点の雰囲気でスグにわかるんですけど・・・笑
契約になった時に上手くいくように、いろいろと事前に聞いておきたい事があるんですよね。
そうしないとうまく契約できない事もありますから。
不倫、愛人の方は不動産屋へご来店の際は何となくでもご関係の説明をお願い致します。笑
私が在籍した不動産賃貸会社の社風
あくまでも私の会社の場合ですが、ここまで読んで頂いてすでにお分かりだとは思いますが・・・
そうです!
THE!体育会系です!
見事なまでの体育会系でした。笑
でも決して最初から体育会系の人が多く入ってくるのではなく
どんどん体育会系に洗脳!
言葉が悪かったですね。笑
体育会系に慣れていってしまうのです!
入社直後は普通でも先輩、上司が体育会らしい掟に従っている姿を見ているうちに
「部下の私も従わずししてどうする」
という熱い思いが湧いてくるのです!
間違いました!
「部下だから、しぶしぶやってしまうのです」
そんなこんなでメンタルは鍛えられます!笑
ここである大晦日の日の話です。
大晦日は営業しても、もちろんお客さんは来ないので会社としては休みです。
しかし、私達は企業戦士!
新築の大家さんのとの取引がないという事で
「新築の大家さんをさがしてこい!!」
という店舗責任者の一声で大晦日の昼に大家さんのご自宅をピンポンを押して回ります。
大晦日の昼間なので大家さんは不在だったり忙しかったりと、まあ散々な結果です。
途中で責任者に
私:「大晦日に訪問なんて失礼と思われないでしょうか?」
責任者:「大家さんは、おじいちゃんおばちゃんが多いから大晦日に訪問すれば同情して新築物件を紹介させてくれるかも知れねえだろ!!」
さすが真の企業戦士は考え方が違いました。笑
結果、もちろん店舗従業員全員成果はなく。午後4時で終了しました。
よし!これで帰れる~と思いきや・・・
上層部から全員お呼ばれしました・・・
そこでは大晦日まで働いた事への叱咤激励を受けながらの焼肉をご馳走になりました。
その後、私は大晦日最終の新幹線で実家に帰省となりました。
でも社員が大晦日まで働いているのを会社の上層部がしっかり見ていてくれているっていうのは嬉しいですよね。
普通の企業であれば平社員と会社のトップや上層部が一緒に食事するなんて事はまずないですから。
不動産賃貸会社を退職後
退職を決意し、いざその事を伝えると他の社員からは「まだ辞めるな」なんて嬉しい言葉もかけてもらいました。
また三年間在籍して有給を一度も使わずにいたので退職時には有給を全て消化させてもらいましたし、今でも当時の上司とはご飯を食べに連れていってもらっています。
まとめ
結局、ブラック企業?と思われるかもしれませんが決してそうではないです。
しっかりと結果さえ残せば給料も上がりますし、結果を残せなくても一般的な給料はちゃんと頂けますし(そこそこプレッシャーはある)笑
ここまで書いてきた事は私の店舗がそうだっただけで他の店舗では違ったりします。
店舗責任者が数字を任されているので各責任者の裁量で店舗の方針が変わるのです。
けっこうツラい事ばかり書いてきましたが、楽しかった話もちゃんとあるんです。
でもみなさん「人の楽しかった話」より「人のツラい話」の方が好きですよね?笑
というわけで不動産賃貸という仕事について書いてみましたが
本当にいろいろな意味でお世話になった会社であることは間違いありません。
今は営業という仕事をしていませんが、この「営業」という職種の経験は今でも役に立っています。
そんな「営業」を教えて頂いた会社には本当に感謝しています。