部屋を借りる時に必要な仲介手数料の説明


部屋を借りる時に支払う「仲介手数料」

じつはこの仲介手数料は不動産会社や物件によって金額が異なったりします。

そこで今回は、きっとみなさんが疑問に思っている仲介手数料の説明とそのカラクリについてです。

仲介手数料とは

【不動産屋へ支払う成功報酬】です。

物件を紹介してもらい契約が成立した際に不動産屋へ仲介手数料を支払います。

不動産屋を通さず大家さんと直接契約できる!?

不動産屋を通さず大家さんと直接契約はできます。

そして大家さんと直接契約すれば仲介手数料なんてものは払わずに済みます。

入居希望者と直接契約をする大家さんは、ほとんどいない

では、なぜ大家さんは自分で募集や契約を行わないのでしょうか?

それはトラブル回避のためです。

今現在、不動産屋を通した契約でも年間で非常に多くのトラブルが起きています。

それが大家、入居者とも法律に詳しくない者同士が契約を結ぶ事を考えてみて下さい。

トラブルは、ますます増えるでしょう。

そういった事を避けるためにも大家さんは不動産会社へ物件の紹介をお願いするのです。

部屋を借りる時に仲介手数料はいくら払うのか?

借りたい部屋の家賃 1ヵ月分(管理費は含まない)+消費税というケースが、まだまだ多いです。

しかし仲介手数料を家賃の 0.54ヵ月分としている会社もあります。

実は宅建業法では仲介手数料について

大家、入居希望者それぞれから賃料の 0.54ヵ月分以内の報酬とし合計 1.08ヵ月以内の報酬までとなっています。

ただし承諾を得た場合は、仲介手数料の負担割合を変えても良い。その場合でも報酬は賃料の 1.08ヵ月分までとなっているのです。

さて、みなさん。

いつ了承されました?

してないですよね?

これは大家さんが承諾して仲介手数料は借りたい人が全額負担で募集するようにと不動産屋に依頼しているためです。

ちなみに仲介手数料の半分は大家さんが払ってくださいとお願いでもしてみましょう。

あなたは、その物件から何らかの理由でお断りされるでしょう。

これが不動産賃貸業界の実情です。

でも、こんなおかしな習慣を変えようと全物件、仲介手数料半額を行っている会社があります。

それは「エイブル」「ミニミニ」です。

この 2社は紹介可能な全物件で仲介手数料半額を行っています。

ただし、残念ながら紹介出来ない物件もあるのでよく確かめるようにしましょう。

仲介手数料を抑えて引越し代を節約

礼金についてのページでも少し書きましたが、部屋を借りる際にかかる最初の料金が安くなれば多くの人が引越しをしやすい環境が出来ると思います。

そうすれば不動産賃貸市場が活発になり、よりよい市場になると私は思っています。

家賃 7万円で比較してみましょう。(前家賃、保険などは入れてません)

今現在、一般的な募集条件です。

敷金 1ヵ月+礼金 1ヵ月+仲介手数料 1.08ヵ月分=21万5,600円

私が適正だと思う募集条件です。

敷金 1ヵ月+礼金 0ヵ月+仲介手数料 0.54ヵ月分=10万7,800円

なんと差額は 10万7,800円ですよ。

しかも「今現在、一般的な募集条件」で余分にかかっている10万7,800円は、ほとんど不動産屋に支払われているのです。

詳しくは礼金のページをみてください。

元不動産屋が語る仲介手数料についての説明と愚痴でした。


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