事故物件と思い住んでみると別な意味で事故物件だった


全国各地で起きている賃貸住宅に関するトラブル。

今回のトラブルは事故物件で起きたトラブルについてお話を聞かせていただきました。

そして元不動産賃貸営業マンの私が今回お話を聞かせていただき感じた大事なチェックポイントについて書いてみました。

家賃がかなり安い事故物件を借りて入居することに…

私は夫と子供2人を持つ、26歳の専業主婦をしております。女です。

私たちは去年一年間、事故物件に住んでいました。

そこの賃貸物件は、実家からかなり近く、場所も悪くない。

それに、子供がまだ小さいこともあり、実家が近いというのはかなり好都合でした。

そこの物件は家賃がかなり安く、お金のなかった私たちにはありがたい値段でした。

しかし1つ問題があり、そこの物件は事故物件だというのです。

理由はとくに聞かなかったのですが私たちは全然気にしないタイプなので、そこの物件に住むことにしました。

チェックポイント

ついに出ましたね。事故物件。

でもこちらの女性は事故物件になった理由を聞かなかったというのはどういうことなのでしょうか?

通常、事故物件の場合は何があったかを借主に説明する必要があるのですが・・・。

今回、話を聞かせてくれたかたは主婦の方なので、もしかしたら契約者であろう旦那さんが説明を受けているのでしょうか。気になりますね。

人が亡くなっていない事故物件!?

住み始めは、正直、事故物件なんだ~とかおもっていたのですが段々気にしなくなり、普通に住んでいました。

ある日、同じ階に住むおばちゃん達と、いままでどこに住んでいたのかなどの話になり、その時に聞いてみたんです。

私たちが住む前はこの部屋に誰が住んでいたのか。

すると、おばちゃんたちは、男の人が住んでたけどすぐに出て行ったよと言いました。

事故物件って誰かが亡くなったとかじゃないんだ。と少しホッとしたのを覚えています。

チェックポイント

主婦のかたの前に住人がいたということは、すでに事故物件ではないかもしれませんね。

ここで事故物件の定義を改めて確認すると、事故物件というのは明確な定義がないのですが、不動産業界ではその部屋で事件や事故で人が亡くなった物件のことを指します。

そして人が亡くなった後の部屋に入居する人には何があったかを説明する必要があります。

しかし事故物件に一度でも入居者が入ると、さらにその後の入居者には説明をしないケースが多いとされています。

これは何十年とずっと説明していてはキリがありませんからね。ずっと説明なんかをしていては東京の土地は戦争で多くの人が亡くなっていますから、そういったことも説明する必要があるということになってしまいますからね。


話を戻しますが、この主婦のかたの物件は一体なにがあった物件なのでしょうか?

気になりますね・・・。

事故物件ではなくヤバい人たちが住んでいる物件だった

そこからずっと普通に過ごしていました。

しかし、上の階からの子供の足音がすごく、何回も管理会社に連絡をしたのですが、全然良くならなくて、私たちはかなりのストレスで悩まされました。

ある日、夜中まで毎晩毎晩走るのでさすがに夫が上の階に言いに行きました。

何回か行きました。すると逆ギレしてきて喧嘩に。

下の階にすんでいる人はすごく神経質で私たちがトイレしただけで下から棒でつついてきたり、叫んできたり。

上の階と下の階からの攻撃に耐えられなかったです。

チェックポイント

なるほど。こういう物件ということですね。

ヤバい人が住む物件ですね。

う~ん。こういった物件は管理会社が部屋を借りる前に必ず説明していると思うのですが…。

恐らく管理会社は、こうった入居者がいる事を知ったうえで入居募集を出しているはずですが…。

もし主婦のかたが、入居時に変わった方が上下に住んでいるという事を知らされずに契約したのであれば、引っ越し費用を不動産会社に負担してもらえる可能性が大いにあります。

しかし主婦のかたは最初から事故物件と言っていたことを考えると…契約者であると思われる旦那さんだけが知っていたのでは?ないでしょうか…。

お化けよりよっぽど怖いのは人ということ

するとある日、夜中に玄関を何度も蹴られすごい罵声をあびせられました。

警察沙汰になり、犯人は上の階の人だと判明。

その後ベランダに大量の塩をまかれたりと散々でした。

そして1年経たずに引っ越す事にしました。

そこで、私たちは気付きました。こういう事かと。

事故物件って、死亡や事件とかだけではないんです。

近隣に変な人が住んでいる危険物件というのもあるんです。

前にここに住んでいた人もすぐに出て行ったのはきっとこれが原因なんだろうと思いました。

おばけとかより怖いのは人です。

のちに警察の方に知らされたのは、上の階も下の階の人も薬をやっているような人達で、過去に色々あったらしく、引っ越して良かったと言われました。

こういうパターンもあるので事故物件はこれからも、絶対にすまないようにしようと心に決めました。

チェックポイント

主婦の方が住んだのは事故物件ではなく確かに「危険物件」ですね。その言葉がぴったりですね。

それにしても玄関を蹴られたり、ベランダに塩というのは…完全にヤバい人たちですね。しかも警察から「薬」って…。

そして主婦のかたが言うように本当に一番怖いのは、お化けなんかではなく実際に生きている「人」なんですよね。

だからこんなヤバい人たちが住んでいるので家賃も安かったんでしょうね。

こんな所に住める人は、同じくヤバい人くらいですからね。笑

「安かろう悪かろう」という言葉があるように、安いものにはそれなりに必ず理由があります。

こういったトラブルに巻き込まれないためにも、なぜ?安いのかをしっかり確認してから部屋を借りるようにしたほうがいいでしょう。


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