大家さんのせいで契約がダメになりそうだった時の話


元賃貸営業マンの中田です。

今回は大家さんについての話を少ししたいと思います。

みなさんは大家さんといえば、ご年配のかたがやられているイメージが強いと思いますが、その通りです。しかし私が営業マン時代に関わってきた物件では、すでに大家さんの世代交代が進んでいることが多かったです。高齢の大家さんは自分の息子や娘に名義を変更して新しい大家さんへと変わってきてもいるのです。

そこで今回はとある大家さんの話です。

女性のお客様が気に入ってくれた部屋

私が営業マン時代に、一人暮らしの女性を接客したときの話です。

その女性は大手企業にお勤めになられていて収入も高くお仕事も忙しいとの事で駅に近い物件を探されていました。

探していると希望に近い物件が数件みつかり、実際に見に行く事になりました。

数件の物件をみて最後の物件(私はここで決めてもらおうと思った物件)を見に行く事になりました。物件を見に行くと大家さんも住んでいるとの事だったので、簡単な挨拶を済ませてから部屋をみることになりました。

もちろん駅は近いですし建物も新しく室内も広く防犯カメラも付いていて安心ということで、お客さまはスグに気に入ってもらい、お申込みを頂くことができました。

契約直前のキャンセル希望!理由は事件が起きた地域!?

お申込み後、審査も問題なく通過して残すは契約のみとなりました。

そして女性のお客様は契約前に部屋の採寸をしたいということでしたので本来であれば私が同行するはずなのですが、管理会社が採寸だけであれば大家さんに開けて対応してもらうから、お客さんだけで行ってもらっていいと言われたのです。

そうしてお客さんひとりで採寸をしてもらう事になりました。採寸が終わり契約日の3日ほど前にその女性から電話がありました。

「あの建物がある地域は昔にいろいろあった地域だから契約したくない」と。

まさかの展開でした。あれだけ気に入っていたのに何かちょっと気になるキャンセル理由ですし、契約予定の物件地域でそんなことは聞いたことがありませんでしたし・・・。

まずは管理会社に確認してもらい、管理会社は大家さんにも昔に何かあった地域なのかと確認してもらいました。

私も、その地域で昔に何かあったなんて聞いたことも無かったのですが、やはり管理会社も大家さんもそんなことは初めて聞いたという答えになりました。

この結果をお客さんに伝えると他の不動産屋でそういうこと言われたらしいのですが・・・お客さんはなんだか、あの部屋に住みたくないような口調で断ろうとしてくるのです。

キャンセルしたい原因は気持ち悪い大家さんのせい

これは、おかしいいと思いお客さんに尋ねました。正直に言って頂いて構わないので何かありましたか?と。

すると女性のお客様は重い口を開いて理由を話してくれました。

実は部屋の採寸に行った時に大家さんに対応してもらったそうなのですが、大家さんが自分のマンションがいかに素晴らしいかを説明してくれたそうです。

そこまでは良かったらしいのですが防犯カメラの話になり、「ここに住んでいる男性の方なんかは毎回、違う女性が訪問してきてね~ヘッヘッヘッヘッ。そういうのもしっかりと映る防犯カメラなんだよ~」といらない情報まで説明されたそうです。

この発言に対して女性のお客様は自分の私生活が監視されるという恐怖感に陥り他の不動産屋に相談に行ったそうです。

そこで他の不動産屋に、昔事件があった地域だから住みたくないという事にしてキャンセルすれば大丈夫ですよと言われキャンセルしようとしたそうです。

大家さんに対して厳重注意を約束!

女性のお客さまの気持ちもわかりますが、私たちも何とか契約して頂かないと今までの労力が無駄になるのでお客さまに提案をしました。

それは大家さんに厳重注意をするので考えなおして頂けませんかということです。

お客さんは、それで渋々了承をいただき無事契約までしていただく事ができました。

結局、私たちから管理会社を通して大家さんへのクレームとして、まずお客さんの前に出て余計なことをペラペラしゃべらない事。お客さんの対応は不動産屋の人間に任せることを約束してもらいました。

家賃収入だけで生計を立てている大家さんは変わっている!?

実はこの大家さんのマンションは大きいので、家賃収入だけで大家さんは生計を立てているのです。年齢は50歳くらいだと思います。

全員がそうだとはいいませんが若くして家賃収入だけで生計を立てている大家さんは一日のほとんどが自由な時間なため、一般的な感覚とズレた人が多いように思います。

これが会社に勤めながらの大家さんなどでは、こういう事はまず起こり得ません。

今回登場した大家さんもそうでしたが、「部屋を見に行くと、わざわざ自分で説明したがる大家さん」は要注意が必要です。

住まいと大家さんで注意したいこと

住まいが良くても大家さんがクセのある方だったり、住まいが古くても大家さんが良い人だったりと、住まいというのは建物のみで良し悪しを判断できないものです。

それは周辺環境やご近所、両隣、上下の部屋などさまざまな要因を総合的に判断する事が必要なためです。

あなたも変わった大家さんの物件を借りないためにも「部屋を見に行くと、わざわざ自分で説明したがる大家さん」の物件には注意しましょう。


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