部屋を見るポイントと部屋を見る件数・部屋探しの流れ④


こんにちわ。

元不動産賃貸営業マンをしていました中田です。

「不動産屋へ入店から部屋を見るまでの流れ・部屋探しの流れ③」を読んだ方は、次は実際に部屋を見てみましょう。

部屋探しで一度に部屋を見る数は3件がベスト

不動産屋に行き、見たい部屋を数件決めたとします。

さてそれは何件ですか?

私がオススメするのは一回で見るのは 3件以内がベストです。

お客様のもっとたくさん見たいという気持ちもわかります。

特に初めて部屋探しをされるお客様に多い要望でした。

しかし何回か引越しの経験がある方は見る部屋の件数は、ほぼ3件以内になる事が多いです。

それは大きな差がそこまで無いという事を知っているからです。

家賃が違う物件であれば、もちろん全く違いますが同じエリアにある同じ家賃帯の物件であればそれほど変わりません。

そのため見る物件は下記のような物件を見に行くのが良いです。

  • どこにでもある普通の部屋
  • ちょっと気になる部屋
  • 一番気になる部屋

このように 3件違う部屋を選ぶのには、しっかりとした理由があります。

人は同じようなレベルの物件を見てしまうと判断に迷ってしまうからです。

これを食べ物で考えるとわかりやすくなります。

例えばあなたが好きな食べ物を 3個思い浮かべてください。

その中からは一つしか選べません。

さて、どうでしょうか?悩みますよね?

すると悩んでいる内に友達が一人きて 1個食べてしまいました。

残りは 2個になります。どちらにしますか?

また考えますよね?

また友達が一人きて 1個食べてしまいました。

あなたには、その残り 1個しか選べません。

どうですか?納得できますか?実は友達が食べたものの方が欲しかったのではないですか?

これが、お部屋探しになった場合 3件とも良い部屋を見に行って、あなたは部屋を決められるでしょうか?

あなたが見に行った良いと思う 3部屋は、ほかの方も良いと思う物件です。

スグに決められる決断力があれば問題ありませんが、一般の方では非常に悩んでしまう選択です。

そうこうしている内に 3部屋全部、他の方で決まってしまったなんて事も。

ウソみたいに思われるかもしれませんが本当にあるのです。

不動産賃貸の営業を辞めた私にウソをついてもメリットは何もないですからね。

賃貸物件は早い者勝ちです。

即断即決が良い部屋に住めるかどうかのポイントです。

部屋探しで部屋を見るポイントと気を付けること

実際に部屋を見る時のポイントはありますが実は部屋に入って数秒で住みたいと思い入居を決める事がほとんどです。

それは感覚的、フィーリングによるものが大きいためです。

ですから部屋に入ってザッとみて特に何も思わなければスグに次の部屋を見に行きましょう。

住みたいと思わない部屋をじっくり見る必要はありません。

ピンとこない部屋を担当者が説明をしようとするならばハッキリと断りましょう。時間の無駄になるだけです。

住みたいと思った部屋があれば、そこはじっくり見ましょう。

そこで住みたいと思った部屋の確認するポイントを紹介します。

室内

  • 間取り
    実際に住んだ時に使いやすいか
  • 日当たり
    暑くも寒くもなるのを決めるのが日当たりなので要確認
  • 照明の有無
    無い場合は入居後に自分で買う必要がでてくるので要確認
  • 音の響き具合
    隣や上下の部屋の音が気になるかの確認
  • カビやシミの有無
    特にカビがある場合は入居を再検討したほうがよい
  • シャワーの水圧
    気になる人は実際に水を出して確認
  • カーテンレールの有無
    カーテンレールが無い窓もあるので確認
  • 網戸の有無
    低層階の部屋であれば必ず有った方がよい。
  • 携帯電話の電波状況
    周りの建物の影響で電波状況が悪い場合もあるので確認
  • コンセントの位置
    必要な所にコンセントがなければ不便になるので確認
  • エアコン
    単身者向けの部屋であれば、ほぼ付いているがファミリー向けの部屋の場合はエアコンが 1台という事もよくある。各部屋に設置できるかの確認が必要

室外

  • 集合ポストがチラシでいっぱいになっていないか。
  • 専用ゴミ置き場があればキレイに管理されているか。
  • 自転車置き場があれば乱雑に置かれていないか。

全て建物の管理状態を計る目安となります。もし上記全てがキレイではない場合、管理状態が良くない建物といえます。

また住みたいと思った部屋だけは担当者の許可を得て部屋の写真を撮っておきましょう。

一度見ただけでは忘れてしまいますので写真撮影は必須です。

そして室内、室外で気になった事をメモしておきましょう。

そして気になった点をまとめて担当者に質問します。

もし気になる点で問題が見つかった場合でも担当者から大家さんに相談してもらい解決してもらえるようにお願いしてみましょう。

部屋を見る時は気にいった部屋だけをじっくりと見る

次に住む部屋を探して見に行くのは楽しいですよね。

しかし住むイメージが持てない部屋なのにじっくりと見て写真まで撮る方が非常に多いです。

見に行った物件を全て写真に撮る方もいらっしゃいますが、全くの無駄です。時間がもったいないだけなので止めましょう。

あなたが住むイメージが湧いた部屋だけじっくりと見て写真を撮り、後からでも思い出せるようにしましょう。

そして必ず気になる部分が出てくるのでメモを取り、まとめて担当者に質問をしましょう。

以上の事を実践すれば時間がかからず快適な内見、内覧ができますよ。


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